TDUMP リカバリー障害記録データ・セット
このセクションでは、例外条件 RFR TDUMP の作成、読み取り、および削除に必要な権限について説明します。TDUMP リクエスターは、TDUMP データ・セット名を指名できるため、このセクションでは、命名規則プロセスについても説明します。
TDUMP リカバリー障害記録データ・セットに関する通常のデータ・セット・プロファイルのセキュリティーの問題を克服するために、Fault Analyzer は、以下に説明するように、XFACILIT リソース・クラスの使用をサポートします。XFACILIT リソース・クラスを使用するとともに、UACC(NONE) を TDUMP リカバリー障害記録データ・セットの一般データ・セット・プロファイルのアクセス・レベルとして使用して、セキュリティーの問題の可能性を防止することをお勧めします。UACC(NONE) と XFACILIT のセットアップの代わりに、すべてのユーザーに対して RFR TDUMP データ・セット・プロファイルへの ALTER アクセス権が認可され、作成が許可されている場合には、セキュリティーの問題が発生する場合があります。
すべてのエンド・ユーザーが同様のアクセス権を持っている状態のシステムの場合、XFACILIT IDIRFR_TDUMP_HLQ をセットアップしないように選択し、代わりに TDUMP データ・セット・プロファイルに対する ALTER アクセス権をすべてのユーザーに与えると、引き続き RFR TDUMP が取られます。この環境では、システム上のヒストリー・ファイルに対してすべてのユーザーが同じアクセス権限を持つ可能性があります。しかし、一部のユーザーが必ずしもすべてのヒストリー・ファイルに対する読み取りアクセス権を持つとは限らない場合、データ・セット・プロファイルに対して IDIRFR_TDUMP_HLQ と UACC(NONE) を検討して、リンクされたすべての RFR TDUMP に保護を与える必要があります。