入力パラメーター・リスト

R1 がゼロ以外の場合、レジスター 1 は、アドレスのリストから構成されるパラメーター・リストのアドレスになります (OS リンケージ)。パラメーター・リスト内の各アドレスは 1 つのパラメーターを指します。
1. IDISNAP 入力パラメーター

この表には、3 つの列すべてにわたる 5 行目 (「次のパラメーター」で始まる行) を除いて、3 つの列があります。

パラメーター バイト数 説明
パラメーター 1 4 tnnn のフォーマットに従ってオプション・パラメーターの数とタイプを指定します。

各部の意味は以下のとおりです。

t
パラメーター 3 のフォーマットを次のように指定します。
0
これは、固定長 140 バイトのパラメーター領域を使用するように指示します。
N
これは、可変長のヌル終了パラメーター領域を使用するように指示します。
nnn
パラメーター 1 に続くパラメーターの数を次のように指定します。
000
パラメーター 1 のみを指定します。
001
パラメーター 1 と 2 を指定します。
002
パラメーター 1、2、および 3 を指定します。
00V
パラメーター 1、2、および 3 に加えて、後続のパラメーターに 1 つ以上のストレージ範囲アドレスの対を指定します。
注: このパラメーターに 0000 を指定するのは、レジスター 1 をゼロに設定して IDISNAP を呼び出すのと同じです。
パラメーター 2 140 最初の 40 バイトはユーザー・タイトルで、残りは Fault Analyzer が使用するために予約されます。ユーザー・タイトルの未使用部分は、ブランクに設定します。

指定されたユーザー・タイトルはリアルタイム・レポートの見出しに追加され、Fault Analyzer ISPF インターフェース Fault Entry List 画面から表示、更新できます。

このパラメーターを処理するには、Parameter 1 が 0001 または 0002 である必要があります。

パラメーター 3 パラメーター 1 が 0002 である場合は 140、パラメーター 1 が N002 である場合は可変です。 Fault Analyzer オプション。例:
  • ヒストリー・ファイルの障害項目が作成されないようにするには、DATASETS(IDIHIST(NULLFILE)) オプションを指定します。
  • 分析レポートに特定のストレージ域を表示するように要求するには、StorageRange オプションを指定します (StorageRangeを参照してください)。
  • ENV データ域情報を戻すように要求するには、SNAPDATA オプションを指定します (SNAPDATA オプションの使用を参照してください)。
このパラメーターを処理するには、パラメーター 1 が 0002、000V、N002、または N00V である必要があります。
  • パラメーター 1 が 0002 である場合、このパラメーターが指している領域は 140 バイトである必要があり、未使用部分はブランクに設定されます。
  • パラメーター 1 が N002 である場合、このパラメーターが指している領域は、 可変長の文字ストリングです。これは、ヌル文字 (X'00') で区切る必要があります。
次のパラメーターは、ストレージ範囲の開始アドレスと終了アドレスの対に使用します。指定可能なアドレス範囲の最大数は 160 です。

アドレス範囲パラメーターを使用する方法は、パラメーター 3 で StorageRange オプションを指定する方法の代替手段で、前者が後者をオーバーライドします。

これらの追加パラメーターを使用するには、パラメーター 1 が 000V または N00V でなければなりません。
  • パラメーター 1 が 000V である場合、パラメーター 2 が指している領域は 140 バイトである必要があり、未使用部分はブランクに設定されます。
  • パラメーター 1 が N00V である場合、パラメーター 2 が指している領域は 1 から 1024 バイトである必要があり、オプション・ストリングの最後の文字の直後にヌル文字 (X'00') が続きます。
パラメーター n 4 ストレージ範囲開始アドレス。
パラメーター n+1 4 ストレージ範囲終了アドレス。

パラメーター 3 で指定されたオプション、またはパラメーター 4 で始まるストレージ範囲アドレスの対によって暗黙的に指定されたオプションは、PARM フィールド・オプションとして、メインの Fault Analyzer 分析モジュール IDIDA に受け渡されます。

SNAPDATA オプションの使用

IDISNAP は SNAPDATA オプションも処理します (Snapdataを参照してください)。SNAPDATA はポインターのリストを指すストレージのアドレスを 8 バイトの文字形式で指定します。このリストはゼロのアドレス・フィールドで終了します。

SNAPDATA パラメーター・リスト に、SNAPDATA パラメーター・リストの例を示します。

1. SNAPDATA パラメーター・リスト
SNAPDATA パラメーター・リストの形式を示す図。

パラメーター・リストの最初のポインターのみが現在使用されています。2 バイト長の入力フィールドとそれに続くバッファーのアドレスである必要があります。そこで IDISNAP はすべての出口が実行した後で ENV データ域の共通出口環境情報の最終バージョンを保存できます。ゼロ長のフィールドでは、Fault Analyzer はパラメーターを無視します。ENV データ域の長さよりも短いフィールドの長さを使用できます。

この機能の使用方法の例で、サンプル・メンバー IDISNAPB (COBOL) および IDISNAPP (PL/1) をレビューします。