UNLOAD (表)
UNLOAD (表) ユーティリティーを使用して、データを順次データ・セットにアンロードします。既存のデータを新規のデータと置き換えるか、またはデータ・セット内にすでにあるデータに新規のデータを追加するかを 選択できます。UNLOAD (表) ユーティリティーは、データ・セットに大容量データを追加する 最も効率的な方法を提供します。
元
テンプレートの必要な列を指定することによって、アンロードすべき列を選択する。- アンロード中に、表の列を出力データ・セットのフィールドに (テンプレートで指定されたとおりに) マップすることによって、データを再形式設定する。
- アンロードされたデータを記述する File Manager Base component テンプレートを作成して、保存する。
- アンロードする行を選択する。
- アンロードする行数を指定する。
生成された UNLOAD ステートメントに PUNCHDDN 文節を組み込むには、2 番目の「TEMPLATE Options (TEMPLATE オプション)」パネルの「PUNCHDDN template name (PUNCHDDN テンプレート名)」に必須テンプレート名を指定します
生成された UNLOAD ステートメントに UNLDDN 文節を組み込むには、2 番目の「TEMPLATE Options (TEMPLATE オプション)」パネルの「UNLDDN template name (UNLDDN テンプレート名)」に必須テンプレート名を指定します。
以下の説明は、「Db2®Utilities (ユーティリティー)」パネルで LISTDEF の名前を指定しなかった場合に適用されます。「Db2® Utilities (Db2 ユーティリティー)」パネルで LISTDEF の名前を指定した場合は、LISTDEF が指定された UNLOAD (表) を参照してください。
「UNLOAD Utility (Tables) (UNLOAD ユーティリティー (表))」パネルで、以下のようにします。
- 「Db2®Utilities (ユーティリティー)」パネルで入力した、表名の詳細は 「UNLOAD Utility (Tables) (UNLOAD ユーティリティー (表))」パネルにコピーされます。ソース表の行のすべてはアンロードしないという場合には、 アンロードする行数を「Unload Count (アンロード・カウント)」フィールドに 指定します。
- ソース表に対して特定のテンプレートを使用する場合には、そのテンプレートの名前を 「From Template (元テンプレート)」の入力フィールドに指定します。
- 「Processing Options (処理オプション)」で、FM/Db2 がソース表に使用するテンプレートを指定し、FM/Db2 がユーティリティー・バッチ・ジョブを作成する前にテンプレートを編集するかどうかを指定します。
- 次に進むには、Enter キーを押してください。「Edit template (テンプレートの編集)」オプションを選択した場合、FM/Db2 は「Column Selection/Edit (列の選択/編集)」パネルを表示します。このパネルは、次のようにして、ソース表のデータを制限するために使用します。
- アンロードに対して特定の列を選択または選択解除する。
- row selection criteria (行選択基準) を指定する。FM/Db2 は、アンロードの基準を満たす内容の 行のみを選択します。
例えば、行選択基準および選択済み列を示す基本「Column Selection/Edit (列選択/編集)」パネル に示されているテンプレートは、一定の列と、一定の基準を満たす内容を持つ行のみとを選択するように編集されたものです。このテンプレートをアンロード元
テンプレートとして使用すると、アンロードされるデータは、 以下のものに制限されます。- 列「FIRSTNME」、「LASTNAME」、「WORKDEPT」、「JOB」。ただし、 WORKDEPT が「
MNT
」と等しく、JOB が「PAINTER
」と等しい場合のみ。
図 1. 行選択基準および選択済み列を示す基本「Column Selection/Edit (列選択/編集)」パネル Process Options Utilities Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── FM/Db2 (DFG2) Column Selection/Edit Line 1 of 16 TABLE FMNUSER.EMP ------- Row Selection Criteria ---- (Use SQL/PF4 for full screen edit) ------- 1 Sel: WHERE WORKDEPT = 'MNT' AND JOB = 'PAINTER' + Cmd Seq SHEX CL# Column name Data type(length) Null Default Order A/D **** Top of data **** 1 EMPNO CHARACTER(6) None S 2 FIRSTNME VARCHAR(12) None 3 MIDINIT CHARACTER(1) None S 4 LASTNAME VARCHAR(15) None S 5 WORKDEPT CHARACTER(3) Y Null 6 PHONENO CHARACTER(4) Y Null 7 HIREDATE DATE Y Null S 8 JOB CHARACTER(8) Y Null 9 EDLEVEL SMALLINT Y Null 10 SEX CHARACTER(1) Y Null 11 BIRTHDATE DATE Y Null 12 SALARY DECIMAL(9,2) Y Null Command ===> _____________________________________________________ Scroll PAGE F1=Help F2=Split F3=Exit F4=SQL F5=RFind F6=RunTemp F7=Up F8=Down F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
「Column Selection/Edit (列の選択/編集)」オプションを選択しなかった場合、(またはテンプレート・オプションの編集を完了している場合)、 および「TEMPLATE Options (2 of 2) (TEMPLATE オプション (2 の 2))」の「UNLDDN template name (UNLDDN テンプレート名)」フィールドの値がブランクで ある場合、FM/Db2 は「 (UNLOAD Utility (UNLOAD ユーティリティー)」のTo (宛先)
パネルを表示します。注: 「UNLDDN template name (UNLDDN テンプレート名)」フィールドがブランクである場合、出力が既に定義されているため、FM/Db2 は「UNLOAD Utility (UNLOAD ユーティリティー)」のTo (宛先)
パネルを表示しません。 - 現在のバッチ・ジョブの作成で FM/Db2 が使用する UNLOAD オプションの設定を一時的に変更するには、「Edit UNLOAD utility options (UNLOAD ユーティリティー・オプションの編集)」を選択して、「UNLOAD Options (UNLOAD オプション)」パネルを表示します。
元の設定のいずれかを変更した場合、変更が有効であるのは、 設定を変更した Db2® ユーティリティー UNLOAD 機能を使用している間だけです。「UNLOAD Utility (Tables) (UNLOAD ユーティリティー (表))」パネルを終了して、あとでこのパネルに戻ると、 前の UNLOAD セッションで変更した設定は使用不可になります。
- 「UNLOAD Utility (UNLOAD ユーティリティー)」の
「To (宛先)」
パネルで、「Data set name (データ・セット名)」入力フィールド、およびオプションで「Volume (ボリューム)」入力フィールドを使用して宛先
データ・セットの詳細を入力することで、アンロードのターゲットである順次データ・セットを指定します。 宛先
データ・セットに対して特定のテンプレートまたはコピーブックを使用する場合は、テンプレートまたはコピーブック・データ・セットの名前と、オプションでメンバー名を、「To Data Template or Copybook (宛先データ・テンプレートまたはコピーブック)」入力フィールドに指定します。Db2® UNLOAD ユーティリティーで使用されるデータ形式は固定です。そのため、コピーブックまたはテンプレート・データ・セットを指定する場合は、データの不一致の問題を回避するために、そのコピーブックまたはテンプレートは Db2® UNLOAD データ形式を反映する必要があります。
Db2® アンロード・データ・セットに指定するテンプレートは、File Manager Base component テンプレートである必要があります。FM/Db2 テンプレートは使用できません。
「Db2® UNLOAD utility options (Db2 アンロード・ユーティリティー・オプション)」パネルで「Allow padding (充てんを許可)」オプションを選択しない場合は、FM/Db2 はアンロードされたデータを記述するテンプレートを生成できません。この場合、「UNLOAD utility (UNLOAD ユーティリティー)」の
「To (宛先)」
」パネルの表示時にテンプレートの処理に関連したすべてのフィールドがプロテクトされ、「 template usage (テンプレートの使用法)」オプションは 5 (NONE) に設定されます。- 希望する「 template usage (テンプレート使用法)」および「Disposition (後処理)」オプションを選択します。
- Db2® UNLOAD オプションを確認するには、「View UNLOAD options (UNLOAD オプション を表示)」フィールドを選択します。「Db2®UNLOAD utility options (アンロード・ユーティリティー・オプション)」パネルが表示されているときは、変更を行えません。変更を行うには、「Db2®UNLOAD utility
From
(UNLOAD ユーティリティーの「元」)」パネルに戻り、「Edit UNLOAD options (UNLOAD オプションの編集)」を選択します。 - ソース表のテンプレート・マッピングを編集するには、 「Edit template mapping (テンプレート・マッピングの編集)」を選択して、 「Template Mapping (テンプレート・マッピング)」パネルを表示します。
- 次に進むには、Enter キーを押してください。
FM/Db2 は、指定された入力詳細を使用して DDb2®UNLOAD ユーティリティー・ジョブを実行するための バッチ・ジョブを作成します。
「UNLOAD (Tables) (UNLOAD (表))」用に生成されたサンプル JCL に、表オブジェクトをアンロードするための生成済み JCL の例を示します。図 2. 「UNLOAD (Tables) (UNLOAD (表))」用に生成されたサンプル JCL File Edit Edit_Settings Menu Utilities Compilers Test Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── EDIT FMNUSER.SPFTEMP1.CNTL Columns 00001 00072 ****** ***************************** Top of Data ****************************** 000001 //FMNUSERB JOB (IBMGSA), 000002 // FMNUSER,MSGCLASS=A, 000003 // NOTIFY=FMNUSER,CLASS=A, 000004 // MSGLEVEL=(1,1) 000005 //* 000006 // JCLLIB ORDER=(DB2V810.DFA2.PROCLIB) 000007 //* 000008 //********************************************************************** 000009 //* 000010 //* FM/Db2 GENERATED JOB TO UNLOAD A TABLE 000011 //* 000012 //********************************************************************** 000013 //* 000014 //********************************************************************** 000015 //* STEP UNLOAD: UNLOAD FROM TABLE 000016 //* "FMNUSER"."EMP" 000017 //********************************************************************** 000018 //UNLOAD1 EXEC DSNUPROC,SYSTEM=DFA2,UID='FMNUSER' 000019 //DSNUPROC.STEPLIB DD DSN=DB2V810.DFA2.SDSNEXIT,DISP=SHR 000020 // DD DSN=DB2.V810.SDSNLOAD,DISP=SHR 000021 //DSNUPROC.SYSREC00 DD DISP=(MOD,CATLG,DELETE),UNIT=SYSALLDA, 000022 // BLKSIZE=0, 000023 // AVGREC=U, 000024 // LRECL=82,RECFM=FB,DSORG=PS, 000025 // SPACE=(82,(42,4),RLSE), 000026 // DSN=FMNUSER.FRED 000027 //DSNUPROC.SYSPUNCH DD DISP=(NEW,CATLG,DELETE), UTIL CONTRL DATA 000028 // UNIT=SYSALLDA,SPACE=(TRK,(1,1),RLSE), 000029 // DSN=FMNUSER.FMNUSER.EMP.D2581536.SYSPUNCH 000030 //DSNUPROC.SYSIN DD * 000031 UNLOAD DATA FROM TABLE 000032 "FMNUSER"."EMP" 000033 HEADER NONE 000034 LIMIT ALL 000035 ( 000036 "FIRSTNME " POSITION(1 ) VARCHAR 000037 ,"LASTNAME " POSITION(15 ) VARCHAR 000038 ,"WORKDEPT " POSITION(33 ) CHAR(3) 000039 ,"JOB " POSITION(38 ) CHAR(8) 000040 ,"BONUS " POSITION(48 ) DECIMAL 000041 ,"COMM " POSITION(66 ) DECIMAL 000042 ) 000043 WHEN 000044 ( 000045 "WORKDEPT" = 'MAINT' AND "JOB" = 'PAINTER' 000046 ) 000047 UNLDDN(SYSREC00) 000048 NOSUBS 000049 /* ****** **************************** Bottom of Data **************************** Command ===> Scroll ===> PAGE F1=Help F2=Split F3=Exit F5=Rfind F6=Rchange F7=Up F8=Down F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
関連するタスク
関連する参照先
- 「Column Selection/Edit (列選択/編集)」パネル
- 「UNLOAD Utility (Tables) (UNLOAD ユーティリティー (表))」の「元」パネル
- 「UNLOAD Utility (Tables) (UNLOAD ユーティリティー (表))」の「宛先」パネル
- 「TEMPLATE Options (2 of 2) (TEMPLATE オプション (2 の 2))」パネル
- 「UNLOAD Options (UNLOAD オプション)」パネル
- 「Template Mapping (テンプレート・マッピング)」パネル
- 「TEMPLATE Options (2 of 2) (TEMPLATE オプション (2 の 2))」パネル