ヌル標識バイトの処理
Db2® UNLOAD ユーティリティーのデータ形式は、出力データ・セットで各ヌル可能列のデータの直前にある Db2® ヌル値には 1 バイトを使用します。列に Db2® ヌル値が含まれるとき、列に値と X'FF' が含まれていると、このバイトの値は X'00' に設定されます。Db2® UNLOAD ユーティリティーは、出力データ・セット内のヌル標識バイトに適切な値を自動的に入れます。
To (宛先)
パネルでテンプレート処理オプションが「3」または「4」に設定されている場合は、FM/Db2 は File Manager Base component のテンプレートを生成します。このテンプレートには、必要に応じて、ヌル標識バイトのフィールドが組み込まれています。
コピーブックを使用して出力データを記述する場合は、FM/Db2 は、Db2® オブジェクトのテンプレートと出力データ・セットのテンプレート間の適切なマッピングを生成しようとします。Db2® UNLOAD ユーティリティーで使用されるデータ形式は固定です。そのため、データの不一致の問題を回避するために、コピーブックによって記述されるデータ形式はこの形式を反映する必要があります。
ユーザー指定のコピーブックの Db2® ヌル標識バイトは、以下の場合に正常にマップされます。
- 固定ターゲット・フィールドの直前、または可変ターゲット・フィールドの長さフィールドの前に置かれます。
- ヌル標識バイトは、すでにマップされているフィールドをオーバーラップすることは ありません。
- ヌル標識バイトのフィールド名に「NULL」が含まれています。この場合は、FM/Db2 はマッピングを、Db2® UNLOAD ユーティリティーの生成済み JCL にコメントとして文書化します。
その他のタイプのマッピング、またはヌル標識バイトの以下のような使用法はサポートされていません。
- ヌル標識バイトのないデータ・フィールドにヌル可能 Db2® 列をマップするコピーブック。
- ヌル標識バイトのあるデータ・フィールドにヌル可能でない Db2® 列をマップするコピーブック。
- 長さが 1 バイトではないか、関連のある列のデータの直前にないヌル標識フィールドを使用するコピーブック。
関連した参照