コピーブックまたはテンプレートに記述されたデータのロード
入力データの形式を記述したコピーブックまたはテンプレートが存在している場合に、LOAD ユーティリティーを使用して、順次データ・セットのデータをロードすることができます。
この場合、一連のパネルを使用して、以下の通り行います。
- 「LOAD Utility (LOAD ユーティリティー)」パネルで、入力データを含むデータ・セットの名前、およびターゲット表の名前を指定します。
- 2 番目のパネルで、入力データを記述している
元の
コピーブックまたはテンプレートを指定します。 - 3 番目のパネルで、ターゲット表を記述している
宛先
テンプレートを指定することができます。代わりに、FM/Db2 を使用すると、Db2® カタログの情報を使用して、ターゲット表のテンプレートを生成することができます。この段階で、入力テンプレートのフィールドと出力テンプレートのフィールド間のマッピングを定義することができます。
コピーブックまたはテンプレートに記述されたデータをロードするには、以下の通り行います。
- 入力データ用の入力フィールドに、データ・セットの名前 (「Data set name (データ・セット名)」) と、オプションでロードするデータが入っているメンバーの名前 (「Member (メンバー)」) を指定してください。
- ターゲット Db2® 表の入力フィールド (「Table owner (表所有者)」、「Table name (表名)」、およびオプションで「Database (データベース)」と「Table space (表スペース)」) で、データがロードされる表の名前を指定します。これらのどのフィールドでも、アスタリスク (*) またはワイルドカードを入力して、選択リストを表示することができます。
- オプション 2 (
The data is described by a template or copybook (データはテンプレートまたはコピーブックによって記述されます)
) を選択します。 - Enter キーを押します。INDDN 文節 (2 番目の「TEMPLATE Options (TEMPLATE オプション)」パネルの「INDDN template name (INDDN テンプレート名)」フィールド内) に 対してデフォルト名を指定した場合、FM/Db2 は、入力データ用の「Template name (テンプレート名)」フィールドに デフォルト名 (例えば、LODINDDN) を示す一時パネルを表示します。
Process Options Utilities Help ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── FM/Db2 (DFG2) LOAD Utility Input Data: Template name . . . LODINDDN Target Db2 Table: Database . . (optional) Owner . . . . . . . FMNUSER + Table space (optional) Name . . . . . . . EMP + Command ===> F1=Help F2=Split F3=Exit F4=Expand F7=Backward F8=Forward F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
FM/Db2 には、入力テンプレートまたはコピーブックを指定できるパネルが表示されます。
元
テンプレートの詳細を指定します。次のアクションのいずれかを実行します。- コピーブックまたはテンプレートを指定します。
- 入力テンプレートまたはコピーブック用の入力フィールドに、データ・セットの名前 (「Data set name (データ・セット名)」) と、オプションで入力データの形式を記述しているテンプレートまたはコピーブック用の、メンバーの名前 (「Member (メンバー)」) を指定してください。
- 「Template usage (テンプレートの使用法)」オプションで 1 (「Above (上の指定)」) を選択します。
- 最後の (直前に使用した) テンプレートを使用します。
- 「Template usage (テンプレートの使用法)」オプションで 2 (「Previous (直前の指定)」) を選択します。
- コピーブックまたはテンプレートを指定します。
- LOAD ユーティリティー
To (宛先)
テンプレート・パネルに進む前に入力データ用のテンプレート を編集するには、「View template (ビュー・テンプレート)」オプションを選択します。このオプションは、「⁄」または「A」のどちらかを入力することによって選択できます。注: テンプレートの編集操作は、テンプレートを使用して Db2® LOAD ユーティリティー制御ステートメントを 生成するときには、何も影響を与えません。このオプションを選択した場合には、 テンプレートの更新および保管は行えません。 - Enter キーを押します。
FM/Db2 には、ターゲット Db2® 表のテンプレートを指定できるパネルが表示されます。
- 「To Template (宛先テンプレート)」および「Template usage (テンプレートの使用法)」入力フィールドの組み合わせを使用して、
To (宛先)
テンプレートの詳細を指定します。以下を行うことができます。- 入力データの形式が記述されているテンプレートを指定してください。
- テンプレートを指定するには、「Data set name (データ・セット名)」、およびオプションで「Member (メンバー)」を使用してください。
- 1 (「Above (上の指定)」) を選択します。
- 最後の (直前に使用した) テンプレートを使用します。
- 2 (「Previous (直前の指定)」) を選択します。
- Db2® カタログの情報を使用してテンプレートを生成するには、FM/Db2 を使用します。
- 3 (「Generate from table (表からの生成)」) を選択します。
- FM/Db2 に、Db2® カタログの情報を使用してテンプレートを生成させ、指定した名前を使用して生成されたテンプレートを保管します (同じメンバーが既に存在している場合には、FM/Db2 によってそれが置き換えられる)。
- 生成されたテンプレートの保管時に FM/Db2 が使用する名前を指定するには、「Data set name (データ・セット名)」、およびオプションで「Member (メンバー)」を使用してください。
- 4 (「Generate/Replace (生成/置き換え)」) を選択します。
- 入力データの形式が記述されているテンプレートを指定してください。
- 現行 LOAD セッション用のオプションを変更するため、「⁄」または「A」のいずれかを入力して「Edit load utility options (ロード・ユーティリティー・オプションの編集)」を選択します。
FM/Db2 では、編集のための「Load Utility Options (LOAD ユーティリティー・オプション)」パネルが表示されます。
注: このパネルで設定したオプションは、現行 LOAD セッションにのみ適用されます。LOAD セッションから終了すると、ロード・オプションは、グローバル LOAD オプションに復帰します。 - 「宛先」テンプレートの列に、「元」テンプレートの列 (またはフィールド) をマップするには、「/」または「A」のどちらかを入力することによって、「Edit load utility options (LOAD ユーティリティー・オプションの編集)」を選択します。FM/Db2 には、「Template Mapping (テンプレート・マッピング)」パネルが表示されます。
- Enter キーを押します。FM/Db2 は、指定されている入力詳細を使用して Db2® LOAD ユーティリティーを実行するためにバッチ・ジョブを構成します。 コピーブックまたはテンプレートによって記述されたデータを使用する LOAD ユーティリティーのために生成されたサンプル JCL (次の図に続く) は、コピーブックまたはテンプレートに記述されたデータを使用して表をロードするための、生成済み JCL の例を示します。
図 1. コピーブックまたはテンプレートによって記述されたデータを使用する LOAD ユーティリティーのために生成されたサンプル JCL (次の図に続く) File Edit Edit_Settings Menu Utilities Compilers Test Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── EDIT FMNUSER.SPFTEMP1.CNTL Columns 00001 00072 ****** ***************************** Top of Data ****************************** 000001 //FMNUSERB JOB (IBMGSA), 000002 // FMNUSER,MSGCLASS=A, 000003 // NOTIFY=FMNUSER,CLASS=A, 000004 // MSGLEVEL=(1,1) 000005 //* 000006 // JCLLIB ORDER=(DB2V810.DFA2.PROCLIB) 000007 //* 000008 //********************************************************************** 000009 //* 000010 //* FM/Db2 GENERATED JOB TO LOAD A TABLE 000011 //* 000012 //********************************************************************** 000013 //* 000014 //********************************************************************** 000015 //* STEP SETPARM: OVERRIDE ANY GLOBAL DATASET SIZING VALUES HERE 000016 //********************************************************************** 000017 //SETPARM SET ALLOC='TRK',PRI='1',SEC='1' 000018 //* 000019 //********************************************************************** 000020 //* STEP LOAD: LOAD THE TABLE 000021 //********************************************************************** 000022 //LOAD EXEC DSNUPROC,SYSTEM=DFA2,UID='FMNUSER' 000023 //DSNUPROC.STEPLIB DD DSN=DB2V810.DFA2.SDSNEXIT,DISP=SHR 000024 // DD DSN=DB2.V810.SDSNLOAD,DISP=SHR 000025 //DSNUPROC.SYSREC00 DD DISP=SHR, INPUT DATA 000026 // DSN=FMNUSER.DATA(FMNCDATA) 000027 //DSNUPROC.SYSDISC DD SYSOUT=* DISCARDED RECORDS 000028 //DSNUPROC.SYSERR DD UNIT=SYSALLDA, 000029 // SPACE=(TRK,(1,1)) ERROR INFORMATION 000030 //DSNUPROC.SYSMAP DD UNIT=SYSALLDA, 000031 // SPACE=(TRK,(1,1)) INTERNAL MAPPING DATA SET 000032 //DSNUPROC.SYSUT1 DD UNIT=SYSALLDA, 000033 // SPACE=(&ALLOC,(&PRI,&SEC),RLSE) 000034 //DSNUPROC.SORTOUT DD UNIT=SYSALLDA, 000035 // SPACE=(&ALLOC,(&PRI,&SEC),RLSE) 000036 //DSNUPROC.SYSIN DD * 000037 LOAD DATA 000038 PREFORMAT 000039 LOG YES 000040 INDDN SYSREC00 000041 RESUME YES 000042 FLOAT(IEEE) 000043 ASCII 000044 SORTKEYS 100 000045 SORTDEVT SYSDA 000046 INTO TABLE 000047 "FMNUSER"."EMP" 000048 ( 000049 "EMPNO " POSITION(1 :2 ) CHAR(6) 000050 ,"SALARY " POSITION(27 :30 ) DECIMAL 000051 ) ****** **************************** Bottom of Data **************************** Command ===> Scroll ===> PAGE F1=Help F2=Split F3=Exit F5=Rfind F6=Rchange F7=Up F8=Down F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
関連するタスク
- LOAD ユーティリティー制御ステートメントを使用したデータのロード
- データのマッピング
- FM/Db2 パネルでのオプションの選択
- テンプレートの編集
- Db2 LOAD utility options (option 3.L) (LOAD ユーティリティー・オプション (オプション 3.L))
- 入力フィールドでのアスタリスク (*) またはパターンの使用
関連する参照先