1 つ以上のテンプレートを更新

「Template Update Utility (テンプレート更新ユーティリティー)」では、フォアグラウンドまたはバッチで 1 つ以上のテンプレートを更新できます。

テンプレート・メンバー選択をフィルターに掛けて、特定のコピーブック (複数可) を参照するテンプレートのみを選択することができます。ここで指定できるのは、総称のコピーブック・フィルター名です。

  1. 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルから「7.Templates (7. テンプレート)」オプションを選択して、「Copybook and Template Utility Functions (コピーブックおよびテンプレート・ユーティリティー機能)」パネルを表示します。
  2. 「Copybook and Template Utility Functions (コピーブックおよびテンプレート・ユーティリティー機能)」パネルから「4.Update (4. 更新)」オプションを選択して、「Template Update Utility (テンプレート更新ユーティリティー)」パネルを表示します。
  3. 「Template Update Utility (テンプレート更新ユーティリティー)」パネルで、更新するテンプレートを選択するために以下の詳細を入力します。
    • 「Template (テンプレート)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、データ・セット (必ず区分化されたもの) を特定する完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名を指定します。
    • 「Template (テンプレート)」の「Member (メンバー)」フィールドで、区分データ・セットのメンバーの名前を指定できます。
    • 「Template (テンプレート)」の「Copybook filter (コピーブック・フィルター)」フィールドで、メンバー・パターンと一致するコピーブック、またはコピーブックを参照するテンプレートのみが処理のために選択されるように、フィルターとして使用される 4 個までのメンバーの名前またはパターンを指定できます。
  4. 「Output Template (出力テンプレート)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドに、更新されたテンプレートが保管される出力データ・セットを特定する完全修飾データ・セット名または総称データ・セット名を指定できます。このフィールドをブランクのままにすると、入力データ・セットで更新が行われます。
  5. 「Output Template (出力テンプレート)」の「Member mask (メンバー・マスク)」フィールドで、更新されたテンプレートが代替名で保管されるように、名前変更マスクを指定できます。
  6. 処理オプションを選択します。
    • バッチで機能を実行するには、「バッチ実行」を選択します。
    • 出力区分データ・セットの同名メンバーを置き換えるには、「メンバーの置換」を選択します。
    • 特定または総称のメンバー名ではなく、メンバーの範囲を選択するように指定するには、「Advanced member selection (拡張メンバー選択)」を選択します。
    • 入力パネルで指定したライブラリー・データ・セットを使用するには、「Use library data sets (ライブラリー・データ・セットを使用)」を選択します。
    • メンバー選択リストを表示せずに実行するには、「メンバー・リストをスキップ」を選択します。このオプションを使用すると、メンバー・リスト・パネルを表示せずに、該当の全メンバーを処理します。指定されたパラメーターからエラー (重複した出力名など) が発生した場合は、そのエラーが強調表示されてメンバー・リスト・パネルが表示されます。
    • 結果メンバーを保管せずに機能を実行するには、「検査モード - 更新なし」を選択します。
    • 必要に応じて、「Preserve copybook library (コピーブック・ライブラリーを保持)」オプションを選択して、コピーブックが前に検出されたライブラリーにまだ存在し、さらにそのライブラリーが更新で使用しているリスト内にある場合は、次の場合にそのバージョンのコピーブックが使用されるようにします。
      • このオプションが選択されていない場合、または
      • 前に検出されたライブラリーにコピーブックが存在していない場合、または
      • そのライブラリーが更新で使用しているリストに存在しないため、ユーティリティーが複数ライブラリーの検索をそれらがリストされている順に実行して、検出した最初のバージョンのコピーブックを使用する場合。
  7. 「Use library data sets (ライブラリー・データ・セットを使用)」オプションを選択した場合は、「Use library data sets (ライブラリー・データ・セット)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドで 12 個までのコピーブック・ライブラリー名を指定できます。

    テンプレートで参照されるコピーブック・ライブラリー名が、このフィールドに指定されたコピーブック・ライブラリー名に変更されます。新規のライブラリー・データ・セットが、更新処理中のコピーブックの検索とコンパイルに使用されます。そのため、更新エラーが発生しないよう、選択されたすべてのテンプレートで参照されるすべてのコピーブックが、指定するライブラリーで必ず使用可能であるようにしてください。

  8. [Enter] を押します。「Skip member list (メンバー・リストをスキップ)」処理オプションを選択しない限り、File Manager は、テンプレートのメンバー・リスト に示すようなテンプレートのメンバー・リストを表示します。
    1. テンプレートのメンバー・リスト
      Process   Options   Help
     ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
     File Manager               Template Update Utility                Row 1 of 104
    
     Input data set  'FMN.RFM0047.TEMPLATE'
     Update data set 'FMN.RFM0047.TEMPLATE'
    
     Sel Name     Prompt       Created     Updated              Lang   Ver
         ABEND                 2004/02/11  2004/02/11 09:09:15  COBOL    1
         BIGCHAR               2004/07/14  2006/06/28 16:12:31  COBOL    1
         BIGCOPY               2003/12/17  2003/12/17 14:39:16  COBOL    1
         BIGCOP2               2004/02/11  2004/02/11 10:12:10  COBOL    1
         BIGKSDS               2001/08/10  2001/08/16 13:54:23  COBOL    1
    ⋮
    F11 (Right) を押すと右へスクロールして「Description (記述)」列を表示し、F10 (Left) を押すと元の表示に戻ります。
  9. 接頭部域 (Sel) に、次の任意の接頭部コマンドを入力し、Enter キーを押して関連付けられたアクションを実行します。
    • テンプレートをブラウズするには、B 接頭部コマンドを入力します。ISPF の「Browse (ブラウズ)」パネル (File Manager の「Browse (ブラウズ)」パネルではありません) を使用してメンバーが表示されます。
    • テンプレート編集を起動するには、E 接頭部コマンドを入力します。File Manager でテンプレート編集が起動します。
    • テンプレートに対するテンプレート・ソース定義の編集および対話式の更新プロセスを起動するには、U 接頭部コマンドを入力します。File Manager でコピーブックの選択パネルが表示されます。
    • 更新用のテンプレートを選択するには、S 接頭部コマンドを入力します。File Manager で更新されたテンプレートが保存されます。

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