DFSORT 拡張処理の働き

File Manager は、プロシージャーから DFSORT 制御ステートメント (ある場合) を抜き出し、DFSORT を呼び出して、要求された入出力操作を実行します。制御ステートメントは DFSORT に受け渡されて、この製品の規則に従って DFSORT によって処理されます。テンプレート処理が必要ではなく、プロシージャーに REXX ステートメントが含まれていない場合には、全体の操作は DFSORT の制御のもとで実行されます。

テンプレート処理を実行するために、またはプロシージャーに含まれている REXX ステートメントを実行するために、その操作中に File Manager が制御を受け取る必要がある場合には、DFSORT の E35 出口を使用してこれを行います。これは、INCLUDE、OMIT、INREC、および OUTREC ステートメントのすべての処理は、File Manager がレコードごとに制御を取り戻す前に行われることを意味します。File Manager が制御を取り戻すと、まず入力テンプレートに関連したレコード識別および選択基準、および出力テンプレートに関連したマッピング (REXX OUTREC 変数のための) を作動させ、次に REXX を呼び出して REXX プロシージャー・ステートメント (ある場合) を処理し、最後に出力テンプレートに関連した再形式設定があれば、それを作動させます。

File Manager が DFSORT に制御を戻したときに、プロシージャーに OUTFIL 制御ステートメントがあれば、これらのステートメントが処理されます。これは、OUTFIL ステートメントは、プロシージャーにコーディングされた INREC または OUTREC ステートメントがあればその影響以外に、実行される可能性があるテンプレートまたは REXX 処理の影響を考慮に入れて、コーディングする必要があることを意味します。対応して、使用したテンプレート、または処理した REXX ステートメントのいずれにも、プロシージャーにコーディングされた INREC または OUTREC ステートメントの影響を受け入れることができるようにしておく必要があります。