CHANGE ALL (自動保管および再試行)

「VSAM Edit Sharing Options (VSAM 編集共用オプション)」パネルでは、特に ALL オペランドを付けて使用する場合の CHANGE コマンドに関連した、以下の 3 つのオプションがあります。
  • SAVE before starting (開始前に SAVE)
  • Change all autosave frequency (CHANGE ALL 自動保管の頻度)
  • Auto retry for CHANGE ALL (CHANGE ALL の自動再試行)

Autosave frequency (自動保管の頻度)」オプションと同様に、これらのオプションは、変更プロセスにおいて行われた変更の数のカウント、および変更されたファイルの定期的な SAVE の実行を可能にします。さらに、「Auto retry for CHANGE ALL (CHANGE ALL の自動再試行)」オプションは、CHANGE コマンド・プロセスでの自動保管時に整合性検査が行われたレコードへの変更を再試行する場合に役立ちます。

CHANGE ALL autosave frequency (自動保管の頻度)」オプションを選択する場合は、頻度を指定し、また「Auto retry for CHANGE ALL (CHANGE ALL の自動再試行)」オプションも選択して、これら 2 つのフィーチャーの利点を最大限に生かしてください。

CHANGE ALL autosave frequency (CHANGE ALL 自動保管の頻度)」オプションの場合、変更は、変更された各レコードごとにカウントされます。

また、「CHANGE ALL autosave frequency (CHANGE ALL 自動保管の頻度)」オプションおよび「Auto retry for CHANGE ALL (CHANGE ALL の自動再試行)」オプションの設定は、それぞれ CHGASAVE および AUTORTRY 基本コマンドを使用することで変更できます。

これらのオプションを使用する場合は、以下の点に注意してください。
  • CHANGE ALL コマンドの開始前に行われたその他の変更 (上書きレコードなど) は、「SAVE before starting (開始前に SAVE)」オプションが ON の場合は CHANGE コマンドが処理を開始する前に保管され、「SAVE before starting (開始前に SAVE)」オプションが OFF の場合は「CHANGE ALL autosave frequency (CHANGE ALL 自動保管の頻度)」で最初の自動保管を行ったときに保管されます。
  • CHANGE ALL コマンドの完了時に、未解決の変更はすべて、現行の変更の数にかかわらず保管されます。
  • レコードはすべて、CHANGE ALL コマンドの完了時に最新表示されます。

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