BatchOpts
BATCHOPTS サブオプションを使用して、Batch Reanalysis Options 画面でデフォルト設定の代替設定を指定します。バッチ再分析オプション を参照してください。
BatchOpts の COND および UNCOND サブオプション
BATCHOPTS サブオプションの各レベルで、COND および UNCOND サブオプションを指定できます:
- 最高レベル (BATCHOPTS サブオプション)
- 中間レベル (GENERAL、JOBCARDPARMS および JOBCARDSTMTS サブオプション)
- 最低レベル (JCLEDIT や MSGCLASS などの個々の設定)
COND (条件付き) では、ユーザーが別の設定をまだ指定していない場合、選択済みの値が画面上でデフォルト設定として使用されます。そのため、はじめてのユーザーにはこちらが適用されます。また、ユーザーが画面上で設定をクリアした場合にもこちらが毎回適用されます。
UNCOND (無条件) では、以前の設定に関係なく、任意の Fault Analyzer ISPF インターフェース・セッションの開始時に、選択済みの値が画面の現在の設定として使用されます。セッション中に、設定をその他の有効な値に変更することができます。この値は、次のセッションまで有効になります。
より高いレベルで UNCOND が指定されていない限り、すべてのレベルで COND がデフォルトになります。つまり、上位レベルで指定した内容は、デフォルトでそれぞれの下位レベルに伝搬されます。
FAISPFOPTS(BATCHOPTS(GENERAL(JOBCARDSTYLE(P),JCLEDIT(Y),JOBCARDSTMTS(<stmt1>,<stmt2>),
JOBCARDPARMS(MSGCLASS(A),COND),UNCOND))
JOBCARDPARMS(MSGCLASS(A))
は条件付きです。GENERAL(JOBCARDSTYLE(P)
、JCLEDIT(Y)
、JOBCARDSTMTS(<stmt1>,<stmt2>)
は無条件です。
BatchOpts の一般サブオプション
GENERAL サブオプションは、Batch Reanalysis Options 画面の「General Options」セクションに適用されます。
- JOBCARDSTYLE(P |S [,COND |UNCOND]))
- JCSTY(P |S [,C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Job card style」フィールドに次の値を指定します。
- P
- パラメーター
- S
- ステートメント
指定していない場合、デフォルトは P です。
- JCLEDIT(Y |N [、COND |UNCOND]))
- JE(Y | N [, C | U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Display panel to edit generated JCL」フィールドに次の値を指定します。
- Y
- あり
- N
- なし
指定していない場合、デフォルトは N です。
- REDISP(Y |N [、COND |UNCOND]))
- R(Y | N [, C | U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Redisplay this panel before each reanalysis」フィールドに次の値を指定します。
- Y
- あり
- N
- なし
指定していない場合、デフォルトは N です。
BatchOpts JobCardParms サブオプション
JOBCARDPARMS サブオプションは、Batch Reanalysis Options 画面の「Job Card Parameters」セクションに適用されます。
- SUFFIX( suffix [, COND |UNCOND]))
- S( suffix [, C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Job name suffix」フィールドの値を指定します:
- suffix
- A ~ Z、0 ~ 9、@、# または $
指定していない場合、デフォルトは A です。
- JOBCLASS( jclass [, COND |UNCOND]))
- JC( jclass [, C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Job class」フィールドに次の値を指定します。
- jclass
- A ~ Z または 0 ~ 9
指定していない場合、デフォルトは A です。
- NOTIFY(Y |N [、COND |UNCOND]))
- N(Y | N [, C | U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Job notify」フィールドに次の値を指定します。
- Y
- あり
- N
- なし
指定していない場合、デフォルトは Y です。
- TIME( mins [, COND |UNCOND]))
- T( mins [, C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Job time minutes」フィールドに次の値を指定します。
- mins
- 0 から 99。
指定していない場合、デフォルトは 10 です。
- MSGCLASS( mclass [, COND |UNCOND]))
- MC( mclass [, C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Message class」フィールドに次の値を指定します。
- mclass
- A ~ Z または 0 ~ 9
指定していない場合、デフォルトは X です。
- REGION( mb [, COND |UNCOND]))
- R( mb [, C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Region megabytes」フィールドに次の値を指定します。
- mb
- 0 から 2047。
指定していない場合、デフォルトは 0 です。
- ACCTINFO( ai [, COND |UNCOND]))
- AI( ai [, C |U])
- Batch Reanalysis Options 画面の「Accounting info」フィールドに次の値を指定します。
- ai
- 最大 50 文字。
BatchOpts JobCardStmts サブオプション
- ステートメントが指定されていない場合 (例えば、3 つのステートメントのみが必要な場合) でも、省いたステートメントの区切りコンマを指定する必要があります。
- ステートメントにブランクまたはコンマが含まれている場合は、一重引用符または二重引用符で囲む必要があります。ステートメントに同じタイプの引用符が既に含まれている場合は、その引用符を 2 つ重ねます。例えば、次のような JCL ステートメントを作成するには:
//MYJOB JOB (123),'X Y Z',
以下の項目を指定できます:'//MYJOB JOB (123),"X Y Z",'
"//MYJOB JOB (123),'X Y Z',"
'//MYJOB JOB (123),''X Y Z'','
最後の例では、2 つの一重引用符が
XYZ
を囲んでいます。