障害項目の重複ヒストリーの表示

Fault Entry Duplicate History 画面には、その障害タイプについて有効である NoDup オプション制限時間内に発生し、定義されている重複基準に適合している、その他の障害に関する情報が表示されます。

この画面は、以下で呼び出すことができます:
  • Fault Entry List 画面から障害項目に対して H 行コマンドを入力する。
  • Fault Entry List 画面で、障害項目がポイント・アンド・シュート・フィールドとして示されたときに、この項目の「Dups」列の値にカーソルを置いて Enter を押す。
  • 対話式再分析レポート内から DUPS 基本コマンドを発行する。
  • 「Fault Entry Information」画面で、「Duplicate Count」値がポイント・アンド・シュート・フィールドとして示されたときに、この値にカーソルを置いて Enter を押す。
以下は、Fault Entry Duplicate History 画面の例です。
1. Fault Entry Duplicate History 画面の例
  File  View  Services  Help
───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
Fault Entry Duplicate History                                      End of data
Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> CSR 

Most recent duplicate
  occurred. . . . . . . . . : 2019/06/28 15:22:13
Initial abend occurred. . . : 2019/06/28 15:20:55
Total duplicate count . . . : 4

Duplicate details in reverse chronological order:

Date       Time     Jobname  Job_ID   System   Dup Type User ID  Stepname
2019/06/28 15:22:13 CICS5FA1 JOB48697 FAE1     Normal   SIMCOC2  CICS5FA1
2019/06/28 15:22:02 CICS5FA1 JOB48697 FAE1     Normal   SIMCOC2  CICS5FA1

Date       Time     Jobname  Job ID   System   Dup Type
2019/06/28 15:21:08 CICS5FA1 JOB48697 FAE1     Fast
  User ID  Term ID Count
  SIMCOC2  1265        2

*** Bottom of data.
 F1=Help      F3=Exit      F5=RptFind   F7=Up        F8=Down     F10=Left
F11=Right
次の情報が提供されます。
発生した最新の重複 (Most recent duplicate occurred)
この障害の最新の重複が発生したローカル日時。日時形式は、有効なロケール・オプションに応じて異なります。
発生した初期異常終了 (Initial abend occurred)
項目が書き込まれる原因となった初期障害が発生した時のローカル日時。日時形式は、有効なロケール・オプションに応じて異なります。
合計重複カウント (Total duplicate count)
この障害に対して登録された重複の総数。
逆年代順の重複の詳細 (Duplicate details in reverse chronological order)
重複発生の詳細。
重複が NoDup(Normal) 処理に起因しているか、NoDup(CICSFast) 処理に起因しているかによって、提供される情報が異なります。
  • NoDup(Normal) 重複
    NoDup(Normal) 重複の場合、各インスタンスで提供される情報は、次の内容です。
    Date
    重複が発生した日付。日付形式は、有効なロケール・オプションに応じて異なります。
    Time
    重複が発生した時刻。時刻形式は、有効なロケール・オプションに応じて異なります。
    Jobname
    重複障害の原因となったジョブの名前。
    Job ID
    重複障害の原因となったジョブの JES ジョブ ID。
    System
    重複障害の原因となったジョブが実行されていたシステムの名前。
    Dup Type
    重複のタイプ (NoDup(Normal) 重複の場合は、必ず「通常 (Normal)」)。
    User ID
    重複障害の原因となったジョブに関連付けられたユーザー ID。
    Stepname
    重複障害の原因となったジョブ・ステップの名前。

    複数の NoDup(Normal) が連続して発生した場合、共通の見出しの下でグループ化されます。

  • NoDup(CICSFast) 重複

    NoDup(CICSFast) 重複の場合、提供される情報は、以下の内容です。

    • 記録間隔内に発生したすべての重複障害 (1 つ以上) に該当する詳細を持つ、共通のセクション。
      Date
      最初の重複が記録間隔内に発生した日付。日付形式は、有効なロケール・オプションに応じて異なります。
      Time
      最初の重複が記録間隔内に発生した時刻。時刻形式は、有効なロケール・オプションに応じて異なります。
      Jobname
      重複障害の原因となったジョブの名前。
      Job ID
      重複障害の原因となった CICS® 領域の JES ジョブ ID。
      System
      重複障害の原因となった CICS® 領域が実行されていたシステムの名前。
      Dup Type
      重複のタイプ (NoDup(CICSFast) 重複の場合は、必ず「高速 (Fast)」)。
    • 記録間隔内に発生した最大 10 個の固有障害の詳細情報。
      User ID
      重複障害の原因となった CICS® ユーザー ID。
      Terminal ID
      重複障害の原因となった CICS® 端末 ID。
      Count
      記録間隔内に発生した CICS® ユーザー ID と端末 ID のこの固有の組み合わせのオカレンス総数。
      注: すべての「カウント (Count)」値の合計が、記録間隔内に発生した重複の合計と 等しくない場合、詳細を入手できない重複の数に関する情報を含む注記が提供されます。

      この状態は、記録間隔中に、10 を超える CICS® ユーザー ID と端末 ID の固有の組み合わせで重複障害が発生した場合に、生じる可能性があります。

注: 表示されたすべての重複障害の合計が、障害項目の合計重複カウントと等しくない場合は、 詳細を入手できない重複の数に関する情報を含む注記が提供されます。

この状態は、障害項目の詳細に記録できるよりも多くの重複障害が発生した場合に、生じる可能性があります。