ヒストリー・ファイル項目の移動

「障害エントリー・リスト」画面で M ライン・コマンドを使用して、障害項目を移動します。

2 つの MM 範囲マーカーを使用して、一連の障害ヒストリー項目を移動することもできます。一連の突き合わせた項目セットを移動する場合、画面上に表示された項目のみが移動されます。オリジナルのヒストリー・ファイル上で、表示されてはいないが、表示された項目の間に配置されている項目があるとしても、その項目は移動されません。

Enter キーを押した後、M または MM コマンドで移動用に選択された障害項目のリストを示す画面が提示されます。C または CC コマンドでコピー用に選択された障害項目があれば、それらも含まれます。画面には、障害項目の移動先にするヒストリー・ファイルを指定するフィールドがあります。このフィールドは、最後に指定したヒストリー・ファイルの名前で初期化されます。Enter キーを押した後に表示される Specify Move/Copy Options 画面の例については、ヒストリー・ファイル項目のコピーを参照してください。

移動/コピー処理を開始する前に、宛先として指定されたヒストリー・ファイルに対する UPDATE アクセス許可の有無が検査されます。指定されたヒストリー・ファイルが存在しない場合、New History File Allocation 画面が表示されます (詳細については、新しいヒストリー・ファイルの割り振り を参照してください)。

可能な場合は、オリジナルの障害 ID が保存されます。ただし、同じ障害 ID が宛先ヒストリー・ファイルに既に存在する場合、障害番号は次の有効な ID に増分されます。

1 つ以上の障害項目の移動が成功しなかった場合は、詳しい理由を述べた画面が表示されます。

ロックされた障害項目は移動できません。ロックされた障害項目を移動する必要がある場合には、最初に ? 行コマンドを発行して、Lock Flag (ロック・フラグ) 値をブランクに変更することによって Fault Entry Information (障害項目情報) 画面からその障害項目のロックを解除します。必要な場合には、Lock Flag (ロック・フラグ) 値をブランク以外の値に変更することによって、移動された障害項目をもう一度ロックします。Lock Flag (ロック・フラグ) に使用できる値については、障害項目情報の表示を参照してください。

障害項目の移動に必要な TSO ユーザーのアクセス許可レベルは ALTER です。