保管レポートの表示

障害に関連する保管済みレポートを表示するには、ヒストリー・ファイル画面で項目に対して V (または S) を入力します。 Saved Report 画面の例 Saved Report 画面の例を示します。
1. Saved Report 画面の例
  File  View  Services  Help
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Saved Report                                                   Line 1 Col 1 80
Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> CSR 
- Expand all / + Collapse all
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* IBM Fault Analyzer for z/OS V14R1M8 (PH13453  2019/09/03)
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JOBNAME: IDIVPPL2  SYSTEM ABEND: 0C9              FAE1      2019/06/22  09:28:


+ <H1> S Y N O P S I S
+ <H1> E V E N T   S U M M A R Y
+ <H1> E V E N T   D E T A I L S
+ <H2> EVENT 1 OF 5: CALL (DSA ADDRESS 00034018)
+ <H2> EVENT 2 OF 5: CALL (DSA ADDRESS 000340E0)
+ <H2> EVENT 3 OF 5: CALL (DSA ADDRESS 000341D0)
+ <H2> EVENT 4 OF 5: CALL (DSA ADDRESS 00034390)
+ <H3> Associated Storage Areas
 F1=Help      F3=Exit      F5=RptFind   F7=Up        F8=Down     F10=Left
F11=Right

レポート全体を表示するには、スクロール・キー (PF7/PF8/PF10/PF11) を使用してください。

ヒストリー・ファイルから表示されたレポートは、通常 JES スプールのジョブ出力に挿入されたリアルタイム・レポートと同じです。

しかし、レポートが最初に作成されたときに障害項目に書き込まれなかった場合、「V」または「S」行コマンドでレポートを初めて表示しようとしたときに可能であれば常に、疑似バッチ再分析レポートが追加されます。ただし、ヒストリー・ファイルへのアクセス権限がユーザーに必要です。リアルタイム・レポートのない障害項目は、DeferredReport オプションを有効にして作成された障害項目か、リカバリー障害記録障害項目です。

表示できるレポートはリアルタイム・レポートの場合か、または後の段階で作成して保管されたバッチ再分析レポートの場合があるため、障害項目に含まれているレポートを指すのに共通の用語「保管レポート」を使用します。

保管レポートを作成する場合、対話式再分析オプションではなく、バッチ再分析オプションを使用することに注意してください。

保管レポートを含まない障害項目の保管レポートを表示しようとして、保管レポートを作成できない場合、障害項目にミニダンプが含まれているか関連 MVS ダンプが存在すると、代わりに「I」行コマンドが使用されたかのように、対話式再分析が自動的に実行されます。このプロセスは、CICS® システム・ダンプ障害項目、またはユーザーに更新アクセス権のないヒストリー・ファイル内に保管レポートがない障害項目に当てはまります。

ナビゲーションを容易にするために、レポートの個々のセクションは、各レポートの見出しの前の + または - 記号が表示されたポイント・アンド・シュート・フィールドにカーソルを置き、Enter キーを押すことで、縮小または拡張できます。

  • - 記号が表示されている場合、セクションは現在展開されています。- 記号にカーソルを置いて Enter キーを押すと、セクションが省略されます。
  • + 記号が表示されている場合、セクションは現在省略されています。+ 記号にカーソルを置いて Enter キーを押すと、セクションが展開されます。

縮小されたレポートのセクションは、見出し行のみ表示可能です。

画面の先頭は、レポートのセクションすべてを一括して拡張または縮小可能にする、2 つの +/- ポイント・アンド・シュート・フィールドです。これらのいずれかが選択されると必ず、現行設定がユーザーの ISPF プロファイルに保管され、後続の Saved Report 画面での初期設定として使用されます。