V10.1 から V11.1 へのマイグレーション
このセクションでは、Fault Analyzer をバージョン 10.1 からマイグレーションする場合に認識しておく必要がある、バージョン 11.1 での変更点に関する情報を説明します。
- Java™ 分析を使用可能にするには、IDIS subsystem始動 JCL にデータ・セット IDI.SIDIAUT2 を STEPLIB として追加する必要があります。詳しくは、IDIS サブシステムの始動を参照してください。
- Message and Abend Code Explanation ロード・モジュール・ユーザー出口のユーザーは、 XPL.ABEND_CODE ファイルへのオフセットが変更されたことに注意してください。
- 以前は、対話式再分析中のコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルの欠落に関するプロンプトは、これらが障害項目の再分析で必要になる時点までに、暗黙的または明示的にコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのデータ・セットが Fault Analyzer に提供されていたかどうかに左右されました。その結果、ある障害項目にはプロンプトが出され、他の障害項目には出されない場合がありました。
ユーザー指定のオプションがプロンプトのコントロールに現在使用可能になったので (対話式再分析オプション を参照)、一貫した動作を簡単に確認できます。ユーザーがこのオプションをまだ明示的に設定していない場合は、以下のいずれかのアクションによってデフォルト設定を制御できます。
- 1 つ以上のコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのデータ・セットを IDICNFxx parmlib メンバーに指定します (この場合、デフォルトでプロンプトが出されます)。
- これらのデータ・セットを IDICNFxx parmlib メンバーに指定しないようにします (この場合、デフォルトでプロンプトは出されません)。