モデルを使用した表の作成

「Create Table (表の作成)」ユーティリティーでは、作成する新しい表のモデルとして既存の表またはビューを使用できます。このモデリング機能を使用し、次のいずれかの方法で表を作成することができます。
  • モデル表またはビューとまったく同じ名前と記述を持つ列の場合は、「Usage (使用法)」オプション 1。
    注: 「Usage (使用法)」オプション 1 を使用している場合、列に関連した「Table Creation (表の作成)」オプションは使用できません (Db2® は、CREATE TABLE ステートメントの発行時にモデル表またはビューについての列情報をコピーします)。しかし、「Table Creation (表の作成)」オプション 3 (「Table (表)」オプション) を選択して、メインパネルで列以外の詳細を指定することはできます。
  • モデル表またはビューに基づくが、列の詳細の一部を変更する場合は、「Usage (使用法)」オプション 2「Table Creation (表の作成)」オプション 1–8。

モデル表またはビューと名前および記述がまったく同じ列を持つ表を作成するには、以下のようにします。

  1. 作成する表の名前を「New Table (新規表)」に指定します。
  2. モデル表またはビューの名前を「Model Table/View (モデル表/ビュー)」に指定します。モデル表またはビューの名前は、所有者を指定して修飾することができます。モデル表 (またはビュー) の所有者を指定しないと、FM/Db2 はユーザーの現在の SQL ID を使用します。
  3. 「Usage (使用法)」オプション 1 (「Generate LIKE clause (LIKE 文節の生成)」) を選択します。
  4. 「Table Creation (表の作成)」オプション「Create the table (表の作成)」を選択します。
  5. Enter キーを押します。
    FM/Db2 は次の SQL ステートメントを生成します。
    CREATE TABLE new_table_name LIKE model_table_name
    これは、Db2® に送信して実行する前に行われます。FM/Db2 は、生成された SQL ステートメントが実行されたことを確認するメッセージを出します。CREATE TABLE ステートメントの LIKE 文節の詳細については、Db2 UDB for z/OS SQL Reference を参照してください。
    注: 生成された SQL ステートメントを発行前後に表示するには、コマンド行に「SQL」と入力します。

モデル表またはビューに基づいて表を作成するが、列の詳細の一部を変更する場合は、以下のようにします。

  1. 作成する Db2® 表の名前を「New Table (新規表)」に指定します。
  2. Db2® モデル表またはビューの名前を「Model Table/View (モデル表/ビュー)」に指定します。モデル表またはビューの名前は、所有者を指定して修飾することができます。モデル表 (またはビュー) の所有者を指定しないと、FM/Db2 はユーザーの現在の SQL ID を使用します。
  3. 「Usage (使用法)」オプション 2 (「Load table information (表情報のロード)」) を選択します。
  4. Enter キーを押します。

    FM/Db2 には、「Create Table: Model Load (表の作成: モデル・ロード)」パネルが表示されます。

    注: 「Create Table: Model Load (表の作成: モデル・ロード)」パネルは、次の場合に表示されます。
    • Model Table/View (モデル表/ビュー)」の詳細を最初に指定するか、以後に変更し、
    • 「Usage (使用法)」オプション 2 (「Load table (表情報のロード)」) を選択して、
    • Enter キーを押します。

    「Create Table: Model Load (表の作成: モデル・ロード)」パネルでは、モデル表またはビューを記述する情報を選択して Db2® カタログから CREATE TABLE ステートメントの生成に使用する ISPF 変数および表にロードできます。また、ロードする情報を現在の情報と置き換えるか、それとも現在の情報に追加するかも指定できます。

  5. 必須指定のオプションの横にスラッシュ (/) を入力して、必要な Model Load Options (モデル・ロード・オプション) を選択してください(FM/Db2 は、最初の 3 つのオプションを選択します)。モデル・ロード・オプションを選択解除するには、スラッシュの代わりにブランクを入力してください。
    注: モデル表またはビューにユーザーが選択したモデル・ロード・オプションのデータが存在しない場合には、FM/Db2 はメインパネルを再表示するときに、メッセージ Some data not loaded (一部のデータがロードされませんでした) を出します。

    「Create Table (表の作成)」メインパネルに戻ったら、該当する表の作成オプション 1–8 を選択して、この情報を変更または追加できます。詳しくは、表の作成オプションを参照してください。

    注: モデルとしてビューを使用すると、FM/Db2 はデータベース名、表スペース名、エンコード・スキーム、および列情報だけをロードします。
  6. FM/Db2 が最新表示としてモデル表またはビューについての情報を使用するか、または FM/Db2 が作成中の表に最新情報を追加するかを指定するには、該当する Refresh/Add (最新表示/追加) オプションを選択してください。
  7. モデル表に参照制約がある場合には、次のオプションの 1 つを選択して、単一列の参照制約をの参照制約としてロードするか、の参照制約としてロードするかを指定してください。
    • 1.Column referential constraints
    • 2.Table referential constraints
    注:
    1. 複数のモデル表 (またはビュー) をロードする、あるいはモデル表 (またはビュー) の列を手動定義列に追加する場合に、列名が重複しているかどうかは FM/Db2 によってチェックされません。
    2. いずれかのキーまたは制約オプション (「Primary key information (基本キー情報)」、「Unique key information (固有キー情報)」、「Referential constraints (参照制約)」、または「Check constraints (検査制約)」) を選択すると、「Column information (列情報)」オプションが自動的に選択されます。
    3. FM/Db2 は、検査制約情報をすべての検査制約の形式でロードします。
  8. Enter キーを押します。

    FM/Db2 は、情報を選択した Model Load Options (モデル・ロード・オプション) および Refresh/Add (最新表示/追加) オプションに従って、CREATE TABLE ステートメントの生成に使用した ISPF 変数および表にロードして、「Create Table (表の作成)」メインパネルに戻ります。

    注: 生成された SQL ステートメントを表示するには、「Create Table (表の作成)」メインパネルのコマンド行に「SQL」と入力します。
  9. 作成した表の詳細情報を指定するには、表の作成オプション 1–8 を選択して Enter キーを押します。

    FM/Db2 は、入力の妥当性を検査して、選択した表の作成オプション用に情報を入力できるパネルを表示します。それぞれの表の作成オプションの詳細については、表の作成オプションを参照してください。

  10. メインパネルで、「Table Creation (表の作成)」オプション「Create the table (表の作成)」を選択します。
  11. Enter キーを押します。
    FM/Db2 は次の SQL ステートメントを生成します。
    CREATE TABLE new_table_name other_details
    ここで、other_details は、モデル表またはビューと「Table Creation (表の作成)」オプションを使用して選択した詳細に基づいた SQL 文節を表します。FM/Db2 は、生成された SQL ステートメントを Db2® に送って、正常に実行されたことを確認するメッセージを出します。
    注: 生成された SQL ステートメントを発行前後に表示するには、コマンド行に「SQL」と入力します。

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