「Insert Segment (セグメントの挿入)」パネル

編集セッションでは、「IMS Data (IMS データ)」パネルで以下のいずれかのコマンドを入力すると、FM/IMS は「Insert Segment (セグメントの挿入)」パネルを表示します。
  • REPEAT 基本コマンド、および現行セグメントがルート・セグメントでない。
  • INSERT 基本コマンド、およびルート以外のセグメントが INSERT 基本コマンドで指定されているか、または「Insert : Segment Selection (挿入 : セグメント選択)」パネルで選択されている。
  • ルート以外のセグメントに対する I、R、または RA 行コマンド。
このパネルを使用すると、以下の作業を行うことができます。
  • ルート以外のセグメントを挿入する (REPEAT または INSERT 基本コマンド、あるいは I または R 行コマンドによって呼び出された場合)。
  • ルート以外のセグメントを挿入してから、この新しく出現した現行セグメントのすべての従属セグメントを複写する (REPEAT ALL 基本コマンドによって呼び出された場合)。
  • ルート以外のセグメントを挿入してから、この新しいオカレンスの下の、行コマンドが出された セグメントのすべての従属セグメントを複写する (RA 行コマンドによって呼び出された場合)。

パネルとフィールドの定義

1. 「Insert Segment (セグメントの挿入)」パネル
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
FM/IMS                          Insert Segment
Database DJ2E     Segment  LETRBOX                          Insert Format SNGL
-------------------------------------------------------------------------------
Parent Keys                                                    Line  1  of  2
Lvl  Segment  Key field name          Type  Key value                    Occur
 1  SUBURB
    #2        2 SUBURB-NAME            AN   EAST PERTH




-------------------------------------------------------------------------------
Data                                                    Top Field is 1    of 4
Ref Field                  Typ  Len   Data
  1 1 LETTER-BOX           AN    34
  2  2 LETTER-BOX-KEY      AN     4 K
  3   3 POST-CODE          AN     4 K     
  4  2 LOCATION            AN    30                                 
***  End of record  ***


Command ===>                                                      Scroll CSR 
 F1=HELP      F3=Exit      F4=CRetriev  F5=RFind     F6=RChange  F7=Up
 F8=Down      F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel

このパネルには、ヘッダー域、親キー域、およびデータ域の 3 つの領域があります。

Header area (ヘッダー域)
ヘッダー域には、以下の詳細が表示されます。
Database (データベース)
編集するデータベースの名前。
Segment (セグメント)
挿入するセグメント・タイプの名前とその後にセグメント記述 (ある場合)。このフィールドの設定は、このパネルを呼び出すコマンドによって異なります。
Insert format (挿入形式)
親キー域とデータ域の表示形式。

FM/IMS は、CHAR、HEX、LHEX、SNGL の 4 つの表示形式をサポートします。SNGL は、ビューが使用されているときにのみサポートされます。

パネルが最初に表示されるときに使用される挿入形式は、「IMS Data (IMS データ)」パネルの 現行の表示形式によって異なります。

現行の表示形式が CHAR、HEX、LHEX、または SNGL の場合、挿入形式は 現行の表示形式に設定されます。

現行の表示形式が TABL の場合、挿入形式は SNGL に設定されます。

親キー域とデータ域の表示形式を変更するには、このフィールドを更新します。
注: 親キー域の LHEX 表示形式は、現在、サポートされていません。「Insert Format (挿入形式)」で LHEX を指定すると、FM/IMS は親キー域に HEX 表示形式で表示します。
Parent Keys area (親キー域)
親キー域では、挿入するセグメントの親セグメントを指定します。この領域の表示形式は、「Insert Format (挿入形式)」フィールドに指定された値によって異なります。

これは、スクロール可能域です。スクロールするには、領域のデータ部分 (列見出しの下) にカーソルを 合わせ、UP (F7) または DOWN (F8) コマンドを出します。

挿入するセグメントへのパス上のそれぞれのセグメントごとに、以下の詳細が表示されます。
Lvl (レベル)
データベース内のセグメント・タイプの階層レベル。
Segment (セグメント)
セグメント・タイプの名前。
Key field name (キー・フィールド名)
SNGL 挿入形式を使用し、セグメント・タイプのキー・フィールドに一致するレイアウトがある 場合は、キー・フィールドに一致するセグメント・レイアウトのフィールドの名前が表示されます。キー・フィールドがテンプレートのいくつかのフィールドに分割されている場合は、キー全体を形成する それぞれのサブフィールドが表示されます。

SNGL 挿入形式を使用しない場合、または FM/IMS がキー・フィールドに一致するレイアウトを検出できない場合は、DBD で指定されたキー・フィールド名が表示されます。それぞれのキーは、キーに関連したフィールドを 1 つだけ持っています。

Type (タイプ)
フィールドのデータ・タイプ。表示されるデータ・タイプは、以下の通りです。
AN
英数字 (英字およびグループ項目を含む)
AX
long 型の 16 進で表示される英数字。
BI
2 進数
BT
ビット
DB
DBCS (PL/I)
FE
浮動小数点数 (外部)
FP
浮動小数点数 (内部)
G
DBCS (COBOL)
PD
パック 10 進数 (内部 10 進数)
VB
可変長ビット
VC
可変長文字
VD
可変長 DBCS (PL/I)
VG
可変長 DBCS (COBOL)
ZA
ゾーン英数字 (COBOL および PL/I 外部編集) ZE 定義に適合しない編集ピクチャー定義。
ZC
Z 文字
ZD
ゾーン 10 進数 (外部 10 進数)
ZE
ゾーン編集 (COBOL および PL/I 外部編集) は、ピクチャー編集文字 + - をサポートします。V 9
ZG
可変長 DBCS ヌル終了 (COBOL)
Z2
可変長 DBCS ヌル終了 (PL/I)
U
不定形式。挿入形式 SNGL を使用していない場合、 あるいは、FM/IMS がセグメント・タイプのキー・フィールドに一致するレイアウトを検出できない場合は、データ・タイプは不定形式です。

以下のフィールドを使用して、データベース内でセグメントが挿入される位置を指定します。挿入するセグメントへのパス上のそれぞれのセグメント・タイプごとに、以下のように指定します。

Key value (キー値)
セグメントのキー値。セグメントにキーがない場合は、「No key (キーなし)」と表示され、そのフィールドは保護されます。
Occur (オカレンス)
セグメントのオカレンス番号。セグメント・タイプが非固有キーのとき、またはキーがない 場合にのみ表示されます。
Data area (データ域)
データ域では、挿入するセグメントのキーとデータを指定します。この領域の表示形式は、「Insert Format (挿入形式)」フィールドに指定された値によって異なります。

これは、スクロール可能域です。データ域をスクロールするには、親キー域のデータ部分の外側にカーソルを 合わせ、UP (F7) または DOWN (F8) コマンドを出します。

この領域に最初に表示されるキーとデータは、このパネルを呼び出す際に 使用したコマンドによって異なります。

  • REPEAT 基本コマンドを使用した場合は、現行セグメントのキーとデータが 表示されます。
  • R または RA 行コマンドを使用した場合は、行コマンドを入力した相手のセグメントのキーと データが表示されます。
  • INSERT 基本コマンドまたは I 行コマンドを使用した場合は、ビューを 使用しているかどうかによって、初期表示は以下のように異なります。
    • ビューを使用しない場合は、キーとデータはスペースに初期化されます。
    • ビューを使用する場合は、FM/IMS は、領域を初期化するときのセグメント・レイアウトを使用します。レイアウト中の数値フィールドはゼロに、非数値フィールドはスペースに設定されます。

    I 行コマンドの場合は、FM/IMS は、行コマンドを入力した相手のセグメント・オカレンスのレイアウトを使用します。

    INSERT 基本コマンドの場合は、FM/IMS は、選択されたセグメント・タイプのレイアウトを使用します。あるいは、セグメント・タイプに複数のレイアウトがある場合は、選択されたセグメント・レイアウトを使用します。

挿入するセグメントの親セグメントを親キー域に指定し、セグメントのキーおよびデータを データ域に指定して、「Exit」機能キー (F3) を押すと、 セグメントが挿入され、「IMS Data (IMS データ)」パネルに戻ります。

セグメントを挿入せずに「IMS Data (IMS データ)」パネルに戻るに は、「Cancel」機能キー (F12) を押します。

親パネル

子パネル

  • なし。