既存の行のデータのオーバーレイ

O または OO 接頭部コマンドを指定して、ある行のデータを別の行のデータでオーバーレイできます。

データが C (コピー) または M (移動) 接頭部コマンドでコピーまたは移動され、1 つ以上の既存の行にオーバーレイされるときに、O または OO (オーバーレイ) 接頭部コマンドでデータの宛先を指定します。データは、文字カラム (CHAR および VARCHAR) にだけオーバーレイできます。

コピーまたは移動されたデータは、宛先行にブランクをオーバーレイします。

宛先カラムが VARCHAR の場合、次のようになります。
  • 長さがゼロでない必要があります。
  • 移動またはコピーされるデータの長さが宛先カラムより長い場合、宛先カラムに収まるデータだけが移動またはコピーされます。
データが移動またはコピーされてから、宛先にオーバーレイされる場合、次のようになります。
  • 宛先が単一行の場合:
    • O (オーバーレイ) 接頭部コマンドは、データの宛先を指定します。

      O 接頭部コマンドの後ろに数値を入力して、M または C 接頭部コマンドを実行する回数を指定できます。例えば、行に対してコマンド O3 を入力すると、データが移動またはコピーされてから、その行と次の 2 行にオーバーレイされます。

  • 宛先が行ブロックの場合:
    • OO (オーバーレイ、複数行の宛先) 接頭部コマンドは、データの宛先になる最初と最後の行を指定します。

1 つ以上の単一行をオーバーレイする方法:

  1. 移動またはコピーする行の接頭部域に M または C と入力します。
  2. 移動またはコピーしたレコードをオーバーレイする行の接頭部域に O と入力します。
  3. [Enter] を押します。移動またはコピーされるデータで、指定された行がオーバーレイされます。

1 つ以上の行ブロックをオーバーレイする方法:

  1. 移動またはコピーする行ブロックの最初と最後の行の接頭部域に MM または CC と入力します。必要な場合、最初のコマンドと 2 番目のコマンドを入力する間に、スクロール (または FIND または LOCATE を使用) できます。
  2. 移動またはコピーした行ブロックをオーバーレイする最初と最後の行の接頭部域に OO と入力します。ここでも、必要な場合、最初の OO と 2 番目の OO を入力する間に、スクロール (または FIND または LOCATE を使用) できます。
  3. [Enter] を押します。2 つの CC または MM コマンドを含む行とその間にあるすべての行で、2 つの OO コマンドを含む行とその間にあるすべての行がオーバーレイされます。

ソース・レコードと受け取るレコードの数は同じである必要はありません。受け取り側の行の方が多い場合、受け取り側の行がなくなるまで、ソース行が繰り返されます。ソース行の方が受け取り側の行より多い場合、余分な行は無視されます。

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