接頭部コマンドを使用したデータの変更

File Manager/Db2 表示または編集エディター・セッションでは、接頭部コマンドは、画面上にある 1 つ以上の行の接頭部域に入力できます。接頭部域は、通常、表示の左端または右端に、6 桁の数値からなる列によって表されます。

接頭部コマンドを使用して、以下のことができます。
  • 行の挿入または削除
  • 行の繰り返し (複写)
  • 行の移動
  • 1 つ以上の行のデータに対する、1 つ以上の別の行のデータによるオーバーレイ
  • データのシフト
  • クリップボードとの間の行のコピーまたは移動
  • 編集しているデータの制限

接頭部域の位置を設定したり (左右)、または接頭部域をオン/オフにするには、PREFIX基本コマンドを使用します。

接頭部域コマンドのほとんどは、単一行または連続行ブロックのいずれかで使用できます。
  • 単一行で操作を行う場合には、適切なコマンド・コードを入力します。
  • 連続行ブロックで操作を行う場合には、前後に何行か空けてコマンド・コードを入力するか、あるいはブロックの開始行と終了行に、適切なブロック・コマンド・コードを入力します。

一般的に、接頭部コマンドを入力するには、行番号の最初の 1 文字または 2 文字を上書きするだけで済みます。ただし、場合によっては、単一文字の入力だけではあいまいになる可能性があります。以下の例では、意図された接頭部コマンドが行 31700 を繰り返すための「R」であるのか、行を 3 回繰り返すための「R3」であるのかがあいまいです。

031600
R31700
031800

このような場合には、エディターは、接頭部コマンドの後には数値が入力されていないものと見なします (ある文字を同じ文字で上書きしたかどうかは検出できません)。行を 3 回繰り返したい場合には、次のいずれかの方法で行います。

  • 「R3」の後に 1 つ以上のブランクを入力する。
    R3 700
  • R3」を入力してから、Erase EOF キーを押して行コマンド・フィールドの残りを消去するか、Erase EOF キーを押してから「R3」を入力します。
  • 「R」の後、数値の前に 1 つ以上のブランクを入力して、入力した数値が上書きする文字と異なるようにします。
    R 3700
  • 「R」の前に数値を入力して、入力されたときの数値が上書きされている文字とは必ず異なるようにします。
    3R1700

接頭部域に表示される未解決のコマンドを消去するには、RESET 基本コマンドを使用します。

注: File Manager/Db2 エディター・セッションで行を移動しても、基になる Db2® 表に行が保管される順序には影響しません。