「Editor Options (7 of 8) (編集オプション (8 の 7))」パネル
「Editor Options (7 of 8) (編集オプション (8 の 5))」パネルを使用して、デフォルトの編集オプションを設定します。
パネルとフィールドの定義
Process Options Utilities Help
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FM/Db2 (DFG2) Editor Options (7 of 8) Global Settings
Concurrency Options: SQL Cursor Concurrency Options:
Enter "/" to select option Concurrency
Read-only access 1 0. Uncommitted read
/ Commit after data fetch 1. No with clause
Skip locked rows 2. Cursor stability
3. Read stability
Edit Locking Option: 4. Read stability keep locks
Locking 5. Repeatable read
1 1. None 6. Repeatable read keep locks
2. Share mode
3. Exclusive mode Keep locks option
1 1. Use/Keep share locks
2. Use/Keep update locks
3. Use/Keep exclusive locks
Command ===>
F1=Help F2=Split F3=Exit F7=Backward F8=Forward F9=Swap
F10=PrvPage F12=Cancel
- Concurrency options (並行性オプション)
- この主題に関する詳細な説明については、「Db2 UDB for z/OS Administration Guide」を参照してください。
並行性オプションは、Db2® 表のデータに対して Db2® が行う行ロックおよびページ・ロックに 影響を与えます。ロック・オプションは Db2® が行う表ロックに影響を与えます。表ロック・オプションが指定されていると、 並行性オプションはオーバーライドされます。
一般的には、並行性オプションに高い値を指定すると、オブジェクトの編集時に、他のユーザーがデータにアクセスして変更することはできなくなりますが、デッドロックが起こる可能性は減ります。
FM/Db2 には、Db2® ロックを最小化できるオプションが用意されています。Db2® ロックが行われている間、FM/Db2 は Db2® にアクセスして、File Manager/Db2 エディター・セッション用のデータを取り出します。
また、FM/Db2 は、表をロックして、他のユーザーがデータを更新または読み取りできないようにするオプションも提供します。ロック・オプションは注意して使用してください。
並行性オプションと表ロック・オプションの両方が適用されるのは、Db2® からのデータの初期取り出し時だけであることに注意してください。コミット・オプション (「Commit changes when save issued (「保管」発行時に変更をコミット)」または 「Commit changes when no save errors (保管エラーがない時に変更をコミット)」) のいずれかを指定した場合、それぞれのコミット点で、表に対して Db2® が保持しているロックが解除されます。詳しくは、「Editor Options (6 of 8) (編集オプション (8 の 6))」パネルの「Enter Key Processing (ENTER キー処理)」と「Commit Options (コミット・オプション)」に関する説明を参照してください。
表ロック・オプションが指定されている場合には、FM/Db2 はそれぞれのコミット点の後で、表を再ロックします。ただし、コミット点から Db2® が表を再ロックするまでの間は、FM/Db2 の他のユーザーがその表にアクセスできます。
注:- 表ロック・オプションは注意して使用してください。
- 表ロック・オプションを有効にする場合、Db2® オブジェクトは表で なければなりません。ビューをロックすることはできません。
- 並行性オプションが適用されるのは、Db2® からのデータの初期取り出し時だけです。
- 並行性オプションまたはロック・オプションが続くのは、 次のコミット点までだけです。詳しくは、下記を参照してください。
- 「Concurrency (並行性)」オプションを 0 に設定します。
FM/Db2 では、
読み取り専用
モードでデータにアクセスするためのオプション、 および Db2® からのデータの取り出し時に行われる Db2® ロックの継続時間を減らすためのオプション が提供されます。また、Db2® からのデータの取り出し時に使用されるロック・メカニズムの 制御も提供します。- 読み取り専用権限
- このオプションを選択した場合、FM/Db2 は、Db2® からデータを取り出すために 使用する SQL ステートメントに FOR FETCH ONLY 文節を追加して、
読み取り専用
モードで Db2® からデータにアクセスします。デフォルトでは、このオプションは選択されていません。このオプションを選択しても、編集操作の実行が妨げられることはありません。
File Manager/Db2 ブラウズ・セッションでは、Db2® からデータを取り出すために使用する SQL ステートメントに FOR FETCH ONLY 文節が必ず追加されることに注意してください。
- データ・フェッチ後にコミット
- デフォルトでは、このオプションは選択されています。このオプションの値は、製品インストーラーによって変更されている可能性があります。このオプションを選択した場合、FM/Db2 編集セッションからのデータが FM/Db2 から取り出されると、Db2® は明示的な COMMIT (コミット) を出します。これで、Db2® 編集セッションのデータが取り出されるときに行われた、すべての FM/Db2 ロックが解除されます。また、共用または排他のロック・オプションを指定した場合に行われる、明示的な表ロックも解除されます。
このオプションは、Db2® ロックが保持される継続時間を最短化することが重要である、並行性の高い環境でお勧めします。
このオプションを選択しても、編集操作の実行が妨げられることはありません。ただし、 このオプションを選択すると、変更済みデータを妥当性検査のために Db2® に提示するときに エラーが発生する可能性が大きくなります。これは、Db2® 編集セッションでコピーが保管されている FM/Db2 データが、他の処理で自由に変更されるためです。そのため、FM/Db2 編集セッションで行われた変更が Db2® に提示されるときに、 元のデータが変更されている場合があり、その結果さまざまな SQL エラーにつながります。
File Manager/Db2 ブラウズ・セッションまたは表示セッション では、ブラウズ・セッションにおけるデータが FM/Db2 から取り出されると、Db2® は常に EXPLICIT (明示的な) コミットを出します。
- ロック行のスキップ
- このオプションを使用して、検索された DELETE ステートメントが、他のプロセスによって非互換にロックされている行を無視 (スキップ) するかどうかを制御します。デフォルトでは、このオプションは選択されていません。
- Edit Locking Option (ロック・オプションの編集)
- FM/Db2 が編集モードでのみ動作する場合、このオプションを使用して、処理される FM/Db2 オブジェクトを Db2® が明示的にロックするかどうかを制御します。このオプションは表にのみ適用され、表に定義されているオブジェクト (ビューなど) には適用されません。このオプションは、製品インストーラーによって変更されている可能性があります。このオプションが更新可能であれば、デフォルトは 1 (None) です。
- 1.なし
- FM/Db2 は、表のデータにアクセスする前に明示的なロックを実行しません。これがデフォルト選択です。
- 2
- FM/Db2 は、表のデータにアクセスする前に、共用モードで表をロックするステートメントを実行します。表にあるデータは、他のタスクによって読み取ることができます。ただし、FM/Db2 編集セッションが終了するまで、他のプロセスによって表を更新することはできません。このオプションを使用して表へのアクセスを確実にする際には、注意が必要です。
- 3
- FM/Db2 は、表のデータにアクセスする前に、排他モードで表をロックするステートメントを実行します。FM/Db2 編集セッションが終了するまで、他のプロセスによる表の読み取り/書き込みは不可です。このオプションを使用して表へのアクセスを確実にする際には、細心の注意が必要です。
- SQL Cursor Concurrency Options (Concurrency) (SQL カーソル並行性オプション (並行性))
- FM/Db2 は Db2® からデータを取り出すために使用する SQL ステートメントに WITH 文節を追加します。WITH 文節が指定されると、Db2® は、データへのアクセスに合わせて、表の行またはページのいずれかに対してロック (さまざまなレベルの) を行います。次のオプションを使用できます。デフォルトは 1 (No with clause) です。
- 0.アンコミット読み取り
- Db2® ロッキングは使用不可です。データ・アクセス後に別の処理がロールバックされた場合、Db2® から取り出されたデータが 不整合となる可能性があります。高い並行性環境では、このオプションを使用してください。
- 1.with 節なし
- これがデフォルト値で、ほとんどのアプリケーション・プログラムで推奨されています。FM/Db2 は WITH 文節を表の SELECT ステートメントに追加しません。FM/Db2 によって最初に検索された行には S(hare) (共用) ロックがあります。この オプションでは、編集している表が他の処理によって更新される可能性があります。
- 2.カーソル固定
- 行ロックまたはページ・ロックが保持されるのは、 カーソルが別の行またはページに移動する間だけです。
- 3.読み取り固定
- 行ロックまたはページ・ロックは、少なくとも次のコミット点まで、エディターが読み取る行またはページに対して保持されます。
- 4.読み取り固定ロック保持
- 行ロックまたはページ・ロックは、少なくとも次のコミット点まで、エディターが読み取る行またはページに対して保持されます。「Read stability (読み取り固定)」オプションは
S
ロックまたはU
ロックを行いますが、 このオプションは該当する行またはページにX
ロックを行います。 - 5.反復可能読み取り
- 行ロックまたはページ・ロックは、少なくとも次のコミット点まで、アクセスされたすべての行に対して (修飾の有無に関係なく) 保持されます。FM/Db2 は前に読み取ったページに戻って同じ行をもう一度読み取ることができ、データは変更されず、新しい行も挿入されません。
- 6.反復可能読み取りロック保持
- このオプションは「Repeatable read (反復可能読み取り)」オプションと似ていますが、FM/Db2 は「S」または「U」ロックでなく、「X」ロックを使用します。
- SQL Cursor Concurrency Options (Keep locks option) (SQL カーソル並行性オプション (ロック保持オプション))
- FM/Db2 は Db2® からデータを取り出すために使用する SQL ステートメントに WITH 文節を追加します。WITH 文節が指定されると、Db2® は、データへのアクセスに合わせて、表の行またはページのいずれかに対してロック (さまざまなレベルの) を行います。次のオプションを使用できます。デフォルトは 1 (Use/Keep share locks) です。
- 1.共用ロックの使用/保持
- FM/Db2 は、編集されるオブジェクトに明示的な表ロックを出しません。オブジェクト内の行およびページのロックは、Db2® 並行性オプションならびに FM/Db2 インストールおよびオブジェクト定義オプションに従って Db2® で管理されます。
- 2.更新ロックの使用/保持
- FM/Db2 は、Db2® からデータを読み取る前に、LOCK TABLE IN SHARE MODE ステートメントを出します。これは、他のすべてのユーザーのオブジェクトに対する操作を読み取り専用に制限します。Enter キー・オプションの「Save data and commit changes (データを保管して変更をコミット)」または「Commit changes when SAVE issued (SAVE を出すときに変更をコミット)」オプションのいずれかが選択されていると、編集セッションでロックが解除されるときに、すべてのコミット点が取られます。FM/Db2 は、コミット点の直後にロックを再発行します。しかし、表のコミット点 から FM/Db2 が再ロックするまでの間は、他のプロセスで表にアクセスすることができます。
- 3.排他ロックの使用/保持
- FM/Db2 は、Db2® からデータを読み取る前に、LOCK TABLE IN EXCLUSIVE MODE ステートメントを出します。これで、他のすべてのユーザーがそのオブジェクトにアクセスするのを防ぎます。ただし、他の処理が非コミット読み取りを分離レベルで実行している場合を除きます。Enter キー・オプションの「Save data and commit changes (データを保管して変更をコミット)」または「Commit changes when SAVE issued (SAVE を出すときに変更をコミット)」オプションのいずれかが選択されていると、編集セッションでロックが解除されるときに、すべてのコミット点が取られます。FM/Db2 は、コミット点の直後にロックを再発行します。しかし、表のコミット点 から FM/Db2 が再ロックするまでの間は、他のプロセスで表にアクセスすることができます。
親パネル
親パネルから表示できます。「Editor Options (7 of 8) (編集オプション (8 の 7))」パネルに進むには、NxtPage function key (F11) を6 回押します。
「Editor Options (7 of 8) (編集オプション (8 の 7))」パネルを表示できるのは、「Editor Options (1 of 8) (編集オプション (8 の 1))」パネルで「Concurrency and locking options (並行性およびロック・オプション)」オプションが選択されている場合のみです。
子パネル
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