テンプレートで実行できること

テンプレートを使用すれば、次のことが可能です。

  • レコードの形式設定

    そのデータ・タイプを考慮に入れながら、フィールドを表示、印刷、および比較することができます。例えば、2 進数値フィールドは、2 進値の文字表現としてではなく、真の数値として表示されます。

    編集時には、形式設定されたこれらのフィールド値は、上書きするかまたは CHANGE コマンドを使用して別の数値に置き換えることができます。File Manager は、データ・セットの元の 2 進値を調整します。

    表示 (エディター・セッション時) または印刷するフィールドを選択できます。エディター・セッションでは、コマンド (FIND または CHANGE など) の有効範囲を特定のフィールドに制限することができます。

    フィールドを表示 (エディター・セッション時) または印刷する順番を変更できます。

    数値フィールドの場合には、先行ゼロを表示するか、または抑制 (例えば、00057 は 57 として表示および印刷されます) することができます。デフォルトでは先行ゼロは抑制されます。

  • レコードの再形式設定

    データのコピー時には、出力データ・セットにコピーしたい入力データ・セットのフィールドを「マップ」することができます。フィールドを挿入または削除し、データ・タイプや長さが違うフィールド間でデータをコピーすることができます。

  • レコード・タイプの識別およびそのタイプのレコードの選択

    レコードは、次の 2 つの基準レベルで選択できます。

    • レコード ID 基準

      レコード・タイプの固有の特性を識別して、File Manager がそのレコード・タイプを同じデータ・セット内の他のレコード・タイプと区別できるようにします。その後で、データ・セット内の使用したいレコード・タイプを選択できます。

      レコード ID 基準を指定する前に、データを調べて、レコードを特定のタイプに属するものとして固有に識別するフィールド値を決定することができます。

    • レコード選択基準

      レコードが特定のタイプに属しているものとして識別されたら、レコード選択基準を指定して、そのタイプの使用したいレコードを絞り込むことができます。

  • データの作成

    新規データ・セットを作成するとき、またはデータ・セットをコピーする際に新規フィールドを追加するときには、フィールド「作成属性」(File Manager がフィールド値の初期化に使用するパターン) を指定できます。