テンプレート

File Manager テンプレートは、データ・セットの特定の変換処理を提供するファイルです。テンプレートは、レコード内のデータを別個のフィールドとして表示および操作するために使用できる論理ビューを定義します。テンプレートを使用することで、データ・セットの編集、表示、コピー、印刷、および作成時に、レコードおよびフィールドの選択および形式設定ができます。テンプレートは、COBOL、HLASM、または PL/I のコピーブックをベースにするか、あるいは動的に作成することができます。同じデータに異なるテンプレートを適用して、さまざまな目的を達成することができます。例えば、さまざまな選択基準を持つ複数のテンプレートを適切に作成しておき、特定の目的に必要なレコードのサブセットを定義するテンプレートを適用できます。また、レコード構造およびフィールド構造が類似していれば、同じテンプレートを異なるデータ・セットに適用することもできます。

File Manager Base コンポーネント、Db2® コンポーネント、および IMS コンポーネントはすべて、テンプレートを使用します。ただし、これらのテンプレートは、コンポーネント間で交換可能ではありません。例えば、Baseテンプレートは File Manager Db2® コンポーネントでは使用できません。動的テンプレートは、File Manager Base内でのみ使用することができます。