データ・セットとレコード

File Manager は、HFS ファイル、順次データ・セット (PS と PDS(E))、および VSAM データ・セット (IAM を含む) に対する、実動および開発のための論理ファイル操作の機能を提供します。

以下のタイプのデータに対して、表示や編集などの処理を行うことができます。

  • 順次 (PS) データ・セットおよび区分 (PDS または PDSE) データ・セット: 以下のいずれかのデータ・セット属性を持った、区分データ・セットまたは順次データ・セットのメンバー、あるいはそのメンバーの類似連結または非類似連結 (入力として使用した場合)。
    • PS データ・セット・タイプ
      • 基本アクセス
      • ライブラリー
      • 拡張
      • 大きなサイズ
      • 圧縮
    • レコード・フォーマット
      • 固定、可変、または未定義
      • ブロック化または非ブロック化
      • スパン
      • ISPF パック形式データ
    • レコード長
      • 固定長データの場合: 1-32760、10-65535 (LBI 使用のテープの場合)
      • 可変長データの場合: 1-32752、14-65531 (LBI 使用のテープの場合)
      • スパン形式の可変長データの場合: 1–16MB
  • VSAM データ・セット
    • ESDS、スパン・フォーマットを含む
    • KSDS、スパン・フォーマットを含む
    • RRDS (固定長または可変長)
    • PATH (非固有の代替索引に関連する PATH はブラウズのみに制限される)
    • AIX®
  • HFS ファイル: z/OS® UNIX ファイル・システム (z/FS や HFS など) に含まれるファイル:
    • レコード・フォーマット
      • テキスト (CR、LF、または NL で区切られている)
      • バイナリー
    • レコード長
      • テキスト・モード・ファイルは可変長: 1~32752
      • バイナリー・モード・ファイルは固定長: 1~32760
  • キューにある Websphere MQ メッセージ。可能な場合は、データ・セット名の中に MQ キューを指定できます。
  • CICS® ファイル、TS、または TD キュー:
    • FM/CICS と併用する場合です。File Manager for z/OS User’s Guide and Reference for CICS を参照してください。
    • 非 CICS File Manager 環境では、データ・セット名として CICS® リソース・タイプ、CICS® アプリケーション ID、および CICS® リソース名を指定します。
注: 本書の全体を通じて、データ・セットという用語が使用された場合、特に断りのない限り、従来の z/OS® のデータ・セットを具体的に指すのではなく、上記のいずれかのリソース・タイプを一般的に指します。

File Manager は、PDS、PDSE、CA-Panvalet ライブラリー、 または Library Management System Exit を使用してアクセスされるライブラリーに保管されているコピーブックを使用できます。