zconbt コマンド行ユーティリティー

zconbt ユーティリティーでは、入力としてプロパティー・ファイルを要求し、出力として SAR ファイルを生成します。

入力および出力のファイル名はユーティリティーにパラメーターとして渡されます。例:
> zconbt -p=customer1.properties -f=customer1.sar 
File Manager ビルド・ツールキット・プラグインは、プロパティー・ファイルに、データ・リソース (ファイル) および一致する File Manager テンプレート、ビュー、またはコピーブックを指定することを期待します。プラグインはこの情報を使用して SAR ファイルを作成します。例:
name=customer1 
version=1.0 
provider=filemanager 
host=10.1.1.2 
port=9043 
userid=admin 
passwd=s3cr3t 
file=FMN.CUSTOMER.KSDS 
template=FMN.TEMPLATE(CUST1) 
connid=default 

すべての SAR ファイルと同様、name は固有でなければなりません。File Manager の場合、providerfilemanager でなければなりません。hostportuserid、および passwd プロパティーは、SAR ファイルの作成時に z/OS® システムに接続するために使用されます。これは、SAR ファイルの JSON 応答スキーマの生成に使用されるテンプレートにアクセスするためです。

z/OS® システムは、指定されたホストおよびポート番号で ADFzCC server (IPVSRV) を実行している必要があります。ユーザー ID には、テンプレート、ビュー、またはコピーブック・ファイルに対する読み取りアクセス権が必要です。connid プロパティーは、生成された SAR ファイルを server.xml of the z/OS® Connect WLP サーバーの構成要素に関連付けます。例:
<FileManager_Connection>
    id="default" runport="2800" max_timeout="1800"
</FileManager_Connection>

SAR ファイルが作成されると、z/OS Connect API Editor を使用して z/OS Connect API を作成するために使用できます。詳細については、z/OS Connect API の作成を参照してください。