単一の読み取りと複数の読み取り
データ・アクセスに汎用と特定のどちらの方式を使用するかにかかわらず、File Manager Service Provider は指定されたデータ・リソースからレコードを読み取るために File Manager の「表示」セッションを開始します。
File Manager の表示セッションの開始にはパフォーマンス・オーバーヘッドが発生します。したがって、File Manager Service Provider では、API によってデータ・リソースから複数の読み取りが必要になるときにセッションの再利用をサポートしています。この機能は、単一の読み取りが必要な場合には必要ありません。
データを読み取る初回の API 呼び出しを実行するとき、API 呼び出し元は後続の読み取りにセッションが必要であることを要求ペイロードで示すことができます。この場合、サービス・プロバイダーは表示セッションを開始し、要求されたレコードと、後続の API 呼び出しで使用できるトークンを返します。サービス・プロバイダーは、初回 API 呼び出しの後はセッションを終了するのではなく、必要なくなったこと、または非アクティブによってタイムアウトされたことを API 呼び出し元が示すまで表示セッションを維持します。
ヒント: File Manager の表示セッション開始のパフォーマンス・オーバーヘッドを減らすには、データ・リソースから 1 回限りではなく複数回の読み取りを実行するときに API 呼び出しでこの機能を使用してください。