セキュリティー

File Manager Connect EE に対応した z/OS®Service Provider では、API 呼び出し元は呼び出し元のユーザー ID およびパスワードを識別する HTTP Basic 認証ヘッダーを渡す必要があります。

ヘッダーのフォーマットは次のとおりです。
Authorization : Basic credentials_string
ここで、credentials_stringuserid:password の Base64 エンコードを表します。例:
Authorization : Basic "dXNlcmlkOnBhc3N3b3Jk"

File Manager Service Provider は、Basic 認証資格情報によって識別される userid として z/OS リソースに対するすべてのアクセスを実行します。その結果、API 呼び出し元はアクセスが許可されているデータ・リソースにのみアクセスできます。

重要: API ネットワークがプライベートかパブリックかにかかわらず、Basic 認証ヘッダーはユーザーの ID およびパスワードを暗号化するのではなく、難読化するだけです。このため、z/OS® Connect WLP サーバーに対する API 要求では HTTPS を使用することが重要です。

要求時、成功した API 要求は、同じデータ・リソースからデータを読み取るために後続の API 要求で使用できるトークンを返します。トークンを使用する場合、API は Basic 認証ヘッダーを渡す必要がありません。

サービス・プロバイダーによって返されるトークンはデフォルトで非アクティブの時間 5 分で期限切れになります。場合により、このタイムアウトは要求によってオーバーライドできます。タイムアウト期間にトークンが使用されない場合、期限切れになり、API 呼び出し元は使用できなくなります。

サービス・アーカイブ (SAR ファイル) を作成するために File Manager ビルド・ツールキット・プラグインを使用している場合、プラグインを ADFzCC server (IPVSRV) に接続して File Manager テンプレートまたはコピーブック情報を抽出する必要があります。Toolkit 環境が IPVSRV ホストに対してリモートである場合は、TLS 対応のサーバーを実行する必要があります。「File Manager カスタマイズ・ガイド」を参照してください。