File Manager SAR ファイルの構成
zconbt コマンドおよび File Manager ビルド・ツールキット・プラグインを使用して作成された SAR ファイルではそれぞれ、接続 ID (connid
) を指定します。
この接続 ID により、server.xml of the z/OS® Connect WLP サーバーの構成要素に関連付けられます。SAR 作成時にプロパティー・ファイルで connid
が指定されていない場合は、デフォルト値の default
が使用されます。
connid
を server.xml の構成要素と関連付けることにより、各 SAR ファイルに独自の構成を設定したり、他の SAR ファイルと構成を共有したりすることができます。構成要素では、API 呼び出しに応答して ADFz Common Components セッションを開始するときに使用する IPV (File ManagerSRV) のポート番号と、これらのセッションの最大タイムアウト値を指定します。server.xml の例は次のとおりです。
<FileManager_Connection id=“default” runport=“9043” max_timeout=“1800” />
<FileManager_Connection>
構成要素は SAR ファイルで必要な数だけ設定することができます。サービスは、SAR 作成時にプロパティー・ファイルで指定された id
と一致する connid
の構成要素を使用します。例えば、connid=IPVSRV7
を使用して作成された SAR ファイルは id
が一致する構成要素を使用します。例:
<FileManager_Connection id=“IPVSRV7” runport=“9143” max_timeout=“3600” />
server.xml に SAR ファイル connid
と一致する構成要素が見つからない場合は、id="default"
の要素が使用されます。提供される SAR ファイル fmService.sar、fmIMSService.sar、および fmDB2Service.sar では、connid fmService、fmIMSService、および fmDB2Service がそれぞれ使用されます。