フィールド・マッピング規則

File Manager は、フィールド・マッピング規則 に示されている規則を使用して、指定された「元」フィールドを指定された「宛先」フィールドにマップできるかどうかを判別します。「Yes」は、マッピングが有効であることを示します。「No」の場合、マッピングは無効です。
1. フィールド・マッピング規則

この表には 4 つの列があります。見出しの「「宛先」フィールド」の幅は 3 列にわたり、各列に副見出し「英数字」、「数値」、および「浮動小数点」があります。表の最後の行である「注:」の幅は 4 列すべてにわたります。

「元」フィールド「宛先」フィールド
英数字 数値浮動小数点
英数字1ありはい2はい3
整数4ありあり あり
非整数5 なしありあり
浮動小数点6なしあり あり
以下の規則は、有効にマッピングされた「元」フィールドを、「宛先」フィールドに移動する方法を規定しています。「宛先」フィールドの場合、
英数字
データは左端の文字位置に合わせられ、必要に応じて右側のスペースが切り捨てられるか、右側にスペースが埋め込まれます。COBOL の JUSTIFIED 文節は、指定されていても無視されます。

「元」フィールドが数値フィールドの場合は、絶対値 (符号なし) が使用されます。フィールドが符号付きとして定義され、符号記号が、1 文字分を占めているときは、その文字は移動されず、元の項目が、実際のサイズより 1 文字だけ小さいものとみなされます。

数値
データは、想定した小数点位置に合わせられ、必要に応じてゼロが切り捨てられるか、埋め込まれます。約束上の小数点がフィールド定義に明示的に指定されていないときは、フィールドの右端にあるものと想定されます。

「元」フィールドが数値のときの負の数値では、データは、「元」と「宛先」の両方のフィールドが符号付きとして記述されているかのように移動されます。

「元」フィールドが英数字のときは、データは、「元」フィールドが符号付き数値として記述されているかのように移動されます。

内部浮動小数点
小数点が、フィールドの左端にあるものと想定されます。データは、小数点に続いて左端の数字位置に合わせられ、指数部の位置合わせもそれに応じて行われます。
外部浮動小数点
データは左端の桁位置に合わせられて、指数もそれに応じて調整されます。
1 カテゴリー「英数字」は、COBOL カテゴリー、つまり英字、英数字、英数字編集、数字編集、および DBCS を含みます。PICTURE 文節の編集文字は、無視されます。グループ・フィールドは、基本的な英数字フィールドとして扱われます。
2 「From (元)」フィールドは、数字だけで構成されていなければならず、数値フィールドとして扱われます。
3 「From (元)」フィールドは、数字だけで構成されていなければならず、数値フィールドとして扱われます。
4 カテゴリー「整数」は、COBOL データ・タイプの 2 進数 (comp または comp-4 項目)、パック 10 進数 (comp-3 項目)、およびゾーン 10 進数 (PIC 9(n) 項目) を含みます。10 進数項目が、暗黙の小数点を持つことはできません。
5 カテゴリー「非整数」は、暗黙の小数点および 1 桁以上の 10 進数字を持つ、パックおよびゾーン 10 進数項目を含みます。
6 カテゴリー「浮動小数点」は、COBOL の浮動小数点データ・タイプ (comp-1 または comp-2 項目) を含みます。これらは、仮数と指数部の入った、実数の表記です。