CICS 環境での対話式再分析の使用可能化

この機能はオプション機能です。この機能を使用すると、Fault Analyzer ISPF インターフェースを使用して CICS® ログオンからヒストリー・ファイルおよび障害項目を表示でき、TSO ログオンは不要です。

このインターフェースの使用については、以下の環境での対話式再分析の実行 CICS を参照してください。

注: この機能を使用するには、 IBM Application Delivery Foundation for z/OS Common Components (必須の対話式パネル・ビューアーを含む) をインストールする必要があります。

Fault Analyzer をこのモードで実行するための特別な CICS® 領域をセットアップし、他の通常の CICS® トランザクションに影響を与えずに CPU およびストレージの使用を制御することをお勧めします。その理由は、このモードの Fault Analyzer 分析プログラムは、CICS® 領域で生成されるサブタスクで実行されるためであり、Fault Analyzer に同時にログオンして実行することが予想されるユーザー数に対応できる十分な大きさに JCL REGION= サイズを設定する必要があるためです。ストレージ必要量は分析対象の障害のサイズと複雑さに依存しますが、開始点として、同時ユーザー当たり 32 メガバイトが推奨されます。このストレージは CICS® DSA ストレージではなく、生成されるサブタスクの MVS GETMAIN 要求に対応できる量が使用可能でなければなりません。すなわち、REGION= サイズと CICS® EDSALIM 値の差分には、最低でも推定ストレージ所要量 (例えば、10 x 32 M = 320 M) が必要です。

Fault Analyzer を対話式 CICS® トランザクションとして実行するために必要な CICS® 領域のその他のセットアップ要件は、以下のとおりです。

  1. 必要な CICS® リソース定義を作成します。
  2. 必要な CICS® JCL の変更を行います。

以下のセクションで、これらの要件を説明します。IDI は、Fault Analyzer インストール時に使用されたデータ・セット名の高位修飾子とします。