スクロール可能表示フィールドでの作業

多くの FM/Db2 パネルでは、スクロール可能フィールドにデータが表示されます。FM/Db2 で使用されるそのようなフィールドでは、表示対象のデータが入っているフィールドの長さは、パネル上に表示されるフィールドよりも長くなっています。

スクロール可能フィールドでは、以下のいずれかが 表示フィールドの末尾の隣に表示されているのが認識できます。
+
正符号。フィールドを右側にスクロールできることを示します。
-
負符号。フィールドを左側にスクロールできることを示します。
+-
正符号と負符号。フィールドを右側または左側にスクロールできることを示します。
表示されるデータの長さがパネル上の表示フィールドよりも長い場合、 次のいずれかのアクションを実行することでデータの残りを表示することができます。
  • Right function key (F11) を押して、または RIGHT 基本コマンドを 入力して (カーソルを表示フィールド内に置いて)、右に少しずつスクロールさせる。
  • Expand function key (F4) を押すか、EXPAND 基本コマンドを入力して、 フィールドの内容全体の表示が可能になるウィンドウを表示させる。
「Table Details (表の詳細)」パネル: スクロール可能フィールドを示す例 は、多数のスクロール可能表示フィールドが組み込まれている「Table Details (表の詳細)」パネルを示します (+記号がフィールド「Table owner (表所有者)」「Table name (表名) 」「Created by (作成者) 」「Created (作成日時)」「Altered (変更日時)」の末尾の隣に表示されています)。スクロール可能表示フィールドは、可能性として、フィールド内に保持されているデータは 必ずしもすべてが表示されているわけではないことを示します。
注: +記号は、フィールドがスクロール可能であること、および 現在表示されている以外のデータがある可能性があることを示します。ただし、現在表示されている以外のデータが必ず存在しているということ を意味しているわけではありません。
1. 「Table Details (表の詳細)」パネル: スクロール可能フィールドを示す例
  Process   Options   Utilities   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 FM/Db2 (DFG2)                   Table Details
                                                                    More:     +

    Details about table (label) : KPS8610LO1234567890123456789012345678901234567

 General Data:
    Table owner . . . . : KPS8610LO  +  Table name  . . . . : DUMMY_TABLE_WI  +
    Created by  . . . . : SHRIKES    +  Database name . . . : DSNDB04
    Table space name  . : DUMMYRTA      DB ID for database  : 4
    Object ID for table : 3             Primary key OBID  . : N/A
    Maximum row length  : 69            Primary key columns : N/A
    Number of columns . : 4             Edit procedure name : N/A
    Validation proc.  . : N/A           Check pending flag  : No
    Parent relations  . : 0             Check constraints . : None
    Child relations . . : 0             Encoding scheme . . : E - EBCDIC
    Auditing  . . . . . : AUDIT NONE    Status  . . . . . . : No primary key
    Data capture  . . . : No            Created . . . . . . : 2004-05-10-11.  +
    Restrict on DROP  . : No            Altered . . . . . . : 2004-05-10-11.  +
    Release created . . : L             Dep. query tables . : 0
 Command ===>                                                                  
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F5=Actions   F7=Backward
  F8=Forward   F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel
例えば、「Created (作成)」表示フィールド (「Table Details (表の詳細)」パネルの右下) にあるデータの残りを確認するには、次のいずれかのアクションを実行できます。
  • Right function key (F11) を押すか、または RIGHT 基本コマンドを入力して (カーソルが「Created (作成)」フィールド内に置かれていることを確認)、 右にスクロールする。
    これで、「Created (作成)」表示フィールドに、残りのデータが表示されます。
    ⋮
        Data capture  . . . : No            Created . . . . . . : 1.40.08.268623  -
    ⋮

    スクロール記号が+から-に変更されていることに注意してください。 この場合は、フィールドの終わりまでスクロールしたことを示します。

  • Expand function key (F4) を押すか、EXPAND 基本コマンドを入力して、「Created (作成)」表示フィールドの内容全体が表示されるウィンドウを表示させる。
    2. 表示フィールドの内容全体を表示するウィンドウ
     ┌──────────────────────────────── CREATEDT+0 ─────────────────────────────────┐
     │                                                          Line   1 of      1 │
     │                                                                             │
     │ 2004-09-24-11.40.08.268623                                                  │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │                                                                             │
     │ Command ===>                                             Scroll ===> PAGE   │
     │  F1=Help     F2=Split    F3=Exit     F5=Rfind    F6=Rchange  F7=Up          │
     │  F8=Down     F9=Swap    F10=Left    F11=Right   F12=Cancel                  │
     └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘