LOCATE 基本コマンド
- エディター・セッション、またはオブジェクト・リスト・ユーティリティーで LOCATE 基本コマンドを使用する場合は、以下のようになります。
- FM/Db2 は画面を検索条件に一致する行または先頭の列に移動します。
- 特定の行に移動するには、行番号を指定します。ラベルを指定してラベルが直前に割り当てられた行に移動します。
- 特定の列を検索するには、列番号 (#4 など) または列名の一部またはすべて (SAL など) のいずれかを指定します。列名の一部またはすべてで検索するときは、検索の方向と開始点を指定するオプショナル・パラメーターを使用できます。あいまいになる可能性がある場合は、列名と Db2® 列番号とを区別するために FLD パラメーターを使用します。
- 「Print Browse (印刷ブラウズ)」(3.11) で LOCATE 基本コマンドを 使用する場合は、以下のようになります。
- 指定する行番号を表示の最上部に配置します。
構文
注:
- 1 これらの形式の locate コマンドは、列を検索します。
- 2 これらの形式の locate コマンドは、行を検索します。
- string
- 列名、または列名の一部。
- #n
- 列に対する有効な参照。
- pos
- 長い文字列 (50 を超える文字数) またはグラフィック列内の文字位置を表す整数。
- n
- 行の順序番号。
- ラベル
- ラベルの付いた行のラベル。label は、ユーザー・ラベルまたはシステム・ラベルになります。
- row_num
- 探し出す行の番号です。行番号は、TABL 表示モードでは接頭部域に、SNGL 表示モードではパネルの右上に表示されます。例えば、次のコマンドは行番号 23 を探し出します。
LOCATE 23
注: 「Object List (オブジェクト・リスト)」ユーティリティーを使用してデータを表示した場合は、 行番号は表示されません。 - col_num
- 探し出す列の Db2® 列番号です (#n と指定します)。例えば、次のコマンドは列 #12 を探し出します。
L #12
- ラベル
- 既存のユーザー割り当てラベルまたはエディター割り当てのラベルで、探し出す行を指定します。ラベルはピリオド (.) で始まり、その後に 1 から 4 文字の英字 (数字または特殊文字ではない) を続ける必要があります。文字
Z
で始まるラベルはエディター割り当てラベルを示します。例:LOCATE .HERE
は、既存のラベル (.HERE) とマークされた行を探し出します。L .ZLST
最後の行を探し出します。 - FLD
- FLD キーワードの後に続くストリング (string) が、検索対象の列名またはその一部であることを FM/Db2 に示します。例えば、次のコマンドは #ITEMS という名前の列を探し出します。
(この場合、FLD パラメーターを省略してしまうと、# 記号の後はL FLD #ITEMS
L #ITEMS
の列番号であると FM/Db2 は想定するため、コマンド Db2® はエラーになります)。 - string
- 探し出す列の名前 (一部またはすべて) です。ストリングは、列名のどこにでも出現できます。例えば、以下のどちらのコマンドも、
SALARY
という名前の列を探し出します。L SAL L ARY
- NEXT
- これはデフォルト設定です。TABL 表示形式では、string は、画面の左側に現在表示されている列 (その列は検索から除外されます) からスキャンが開始され、右方向に検索されます。SNGL 表示形式では、string は、画面の最上部に現在表示されている列 (その列は検索から除外されます) からスキャンが開始されて、下方向に検索されます。例えば、以下のどちらのコマンドも、名前にストリング
SAL
が含まれている次の列を探し出します。L NEXT SAL L SAL NEXT
- FIRST
- TABL 表示形式では、string は、Db2® オブジェクトの最初の列 (その列は検索から除外されます) からスキャンが開始され、右方向に検索されます。SNGL 表示形式では、string は、Db2® オブジェクトの最初の列 (その列は検索から除外されます) からスキャンが開始され、下方向に検索されます。例えば、以下のどちらのコマンドも、名前にストリング
SAL
が含まれている最初の列を探し出します。L FIRST SAL L SAL FIRST
- LAST
- TABL 表示形式では、string は、Db2® オブジェクトの最後の列からスキャンが開始され、左方向に検索されます。SNGL 表示形式では、string は、Db2® オブジェクトの最後の列からスキャンが開始され、上方向に検索されます。例えば、以下のどちらのコマンドも、名前にストリング
SAL
が含まれている最後の列を探し出します。L LAST SAL L SAL LAST
- PREV
- TABL 表示形式では、string は、画面の左側に現在表示されている列からスキャンが開始され、左方向に検索されます。SNGL 表示形式では、string は、画面の最上部に現在表示されている列からスキャンが開始され、上方向に検索されます。例えば、以下のどちらのコマンドも、名前にストリング
SAL
が含まれている前の列を探し出します。L PREV SAL L SAL PREV
- line_num
- 表示の最上部に配置したい行番号です。
使用箇所
- 「Table Browse (表ブラウズ)」パネル
- 「Table Edit (表編集)」パネル
- 「Table View (表表示)」パネル
- 「Collections (コレクション)」パネル
- Columns (列)」パネル
- 「Databases (データベース)」パネル
- 「Database Request Modules (データベース要求モジュール)」パネル
- 「Distinct Types (特殊タイプ)」パネル
- 「Functions (関数)」パネル
- 「Indexes (索引)」パネル
- 「Application Packages (アプリケーション・パッケージ)」パネル
- 「Application Plans (アプリケーション・プラン)」パネル
- 「Schemas (スキーマ)」パネル
- 「Stored Procedures (ストアード・プロシージャー)」パネル
- 「Synonyms (同義語)」パネル
- 「Tables, Views and Aliases (表、ビューおよび別名)」パネル
- 「Table Spaces (表スペース)」パネル
- 「Triggers (トリガー)」パネル
- 「Storage Group(s) (ストレージ・グループ)」パネル