File Manager/Db2 エディター・セッションでの変更の検証と保管

編集の場合にのみ、データを変更し、その変更を Db2® に保管できます。

Db2® オブジェクトの編集セッションには、データ・セットの編集セッションと比較すると、重要な違いがあります。File Manager/Db2 の編集セッションを最大限に有効に使用するには、この違いを理解する必要があります。

Db2® データには、Db2® 呼び出しによってアクセスします。いくつかの重要な Db2® の概念をここで説明します。FM/Db2 エディターが動作する方法を理解するには、これらの概念を理解することが重要になるからです。
Db2® 作業単位
Db2® の作業単位は、プロセスが最初に Db2® に接続するか、データにアクセスしたときに開始されます。作業単位は、プロセスが接続を終了するか、明示的な Db2® COMMIT または ROLLBACK ステートメントを発行するまで継続します。作業単位の開始から終了の間、プロセスは Db2® を何度も呼び出して、行の読み取り (取り出し)、変更 (更新)、挿入、または削除を行います。
Db2® COMMIT
これは、現行作業単位の終了を示すために使用する Db2® コマンドです。Db2® コミットは、プロセスの終了時に自動的に行われますが、Db2® データに対する保留中の変更をファイナライズするために Db2® コミットを発行することもできます。Db2® コミットは、取り消しができないステップです。コミットした後、作業単位の開始後に行われた変更を元に戻す (バックアウトする) ことはできません。
Db2® ROLLBACK
これは、現在の作業単位で保留中になっているすべての変更を元に戻す (バックアウトする) ことを示すために使用する Db2® コマンドです。ロールバックを処理した後、Db2® データの状態は、作業単位の開始時点または最後のコミット点での状態と同じになります。

Db2® の作業単位、コミット、およびロールバックの詳細については、該当するバージョンの Db2®「SQL リファレンス」マニュアルの『Db2® 概念 (アプリケーションのプロセス、並行性、およびリカバリー)』を参照してください。