関連表の編集

FM/Db2 は、参照保全 (RI) の制約を受ける表を編集するためのサポートを提供します。親表従属表基本キー外部キー、および参照保全などの用語に慣れていない場合には、適切な Db2® の資料を参照してください。

注: FM/Db2 で提供されている関連表を編集するためのサポートは、Db2® 表のみ に適用され、RI の制約に従う表で作成された Db2® ビューには適用されません。

この節では、Db2® エラーが検出され、その Db2® エラーが RI の違反である場合の REDIT コマンドの動作について説明します。RI 以外のエラーが発生した場合の REDIT コマンドの発行については、関連表のリストを参照してください。

FM/Db2 が、編集セッションで変更されたデータを保管しようとしてエラーになり、 そのエラーが RI の違反によるものであった場合には、RI 関係内の他方の表 (関連表) の名前 を自動的に判別します。この場合には、関連表について別の FM/Db2 編集セッションを開始することができます。この新規編集セッション (従属セッション) は、コマンド行に「START」が入力され、次に、FM/Db2「Edit (編集)」が選択されたかのように、新しい ISPF 論理セッションとして表示されます。異なる論理セッションの間を移動するには、ISPF コマンド SWAP および SWAP LIST を使用することができます。

FM/Db2 は、新規編集セッションのためのテンプレートをカスタマイズし、キー列の識別を簡単にします。関連表が従属表であると、FM/Db2 は親表の中の基本キーと一致する値を持つ行のみを表示します。関連表が親表である場合には、IP (基本キーの挿入) 接頭部コマンドを使用して、エラーの原因となった外部キーと対応する基本キーを持つ行を挿入することができます。

編集セッションにアクティブな従属編集セッションがあると、すべての従属編集セッションを終了するまでは、そのセッションで行った変更を保管することはできません。アクティブな従属編集セッションのある編集セッションを取り消すと、すべての従属編集セッションも取り消されます。すべての従属編集セッションのコミットされていない変更は、すべて失われます。