デフォルト処理オプションの設定

File Manager によって実行される処理オプションの多くでは、File Manager アプリケーション内から設定可能なデフォルト値が使用されます。これらの値を調整することによって、その動作が要件に最適になるように、File Manager をカスタマイズできます。これらのオプションの設定値はユーザーの ISPF プロファイルに保管され、どのワークステーションを使用するかに関係なく、そのユーザーがログインしたときに呼び出されます。

関連する処理オプション・パネルにアクセスして、これらのデフォルト値を更新できます。

処理オプション・パネルにアクセスするには、以下の方法のいずれかを使用します。

  • File Manager の「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」から次を行います。
    1. オプション 0 (「設定」) を選択します。「Set Processing Options (処理オプションの設定)」メニュー・パネルが表示されます。
    2. メニューから、必要な処理オプション・タイプを選択します。
      1. 「Set Processing Options (処理オプションの設定)」メニュー
       Process   Options   Help
      ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
       File Manager                Set Processing Options
      
       1  Print     Print settings
       2  System    System settings
       3  Tape      Tape processing options
       4  Batch     Job card specifications
       5  Compiler  Language and compiler specifications
       6  EDIT      Editor options
       7  Sharing   VSAM Edit sharing options
       8  Temporary Temporary Data Set Allocations
       9  Output    Output Data Set Allocations
       10 Trace     Trace options
      
      
      
      
      
       Command ===> _________________________________________________________________
        F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
        F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
  • いずれかの File Manager パネルから、「Options (オプション)」プルダウン・メニューを使用して、必要な処理オプション・タイプを選択します。
    2. 「Options (オプション)」プルダウン・メニュー
      Process   Options   Help
     ──────── ┌──────────────────────────────────────┐ ────────────────────────────
     File Man   1. Print settings                 │
              │    2. System settings                │
     1  Print │    3. Tape processing options        │
     2  Syste │    4. Job card specifications        │
     3  Tape  │    5. Compiler language selection    │
     4  Batch │    6. COBOL compiler specifications  │
     5  Compi │    7. HLASM compiler specifications  │
     6  EDIT  │    8. PL/I compiler specifications   │
     7  Shari │    9. Editor options                 │
     8  Tempo │   10. VSAM Edit sharing options      │
     9  Outpu │   11. Temporary Data Set Allocations │
     10 Trace │   12. Output Data Set Allocations    │
              │   13. Trace options                  │
              │   14. ISPF settings                  │
              └──────────────────────────────────────┘
    
    
     Command ===>
      F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
      F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel
  • いずれかの File Manager パネルのコマンド/オプション行で、等号 (=) を入力し、その後に、必要な処理タイプのオプション番号を入力します。例えば、「Set Tape Processing Options (テープ処理オプションの設定)」パネルを表示するには、=0.3 と入力します。

オプションの処理タイプを選択すると、File Manager はそれらのオプションおよびその現行値がリストされているパネルを表示します。これらのオプション・パネルには、すべて以下の注が適用されます。

  • オプションの値を変更するには、その現行値の上から重ねて入力します。
  • 変更したオプションを保管してパネルを終了するには、「Exit」機能キー (F3) を押します。

    変更内容は、以後の File Manager セッションで使用できるように、ISPF ユーザー・プロファイルに保管されます。これは、このオプションをもう一度変更するまで有効となります。

  • 変更内容を保管せずにパネルを終了するには、「Cancel」機能キー (F12) を押します。
  • パネル上のすべてのオプションをそのインストールのデフォルトにリセットするには、コマンド行に RESET を入力します。
  • これらのパネルのオプションは、File Manager パネルの動作にしか影響を与えません。File Manager 機能を使用してプログラミングするときにオプションを設定するには、同等の機能キーワードを使用します。大部分のオプションは SET 機能 (SET (処理オプションの設定)を参照) を使用して設定できます。「Compiler Language Selection (コンパイラー言語の選択)」の COBOL、PL/I、または HLASM オプション (コピーブックをテンプレートにコンパイルするためのオプション) に関しては、それらのキーワードを、コピーブックを指定する同じ機能 (DSEB、DSC、DSG、DSM、DSP、または DSU 機能) で使用します。

これらの処理オプションの使用については、ほとんどの場合、そのオプションに関連する節でそれぞれ説明しています。例えば、「Set Print Processing Options (印刷処理オプションの設定)」パネルについては、『データ・セットの管理』の章の『<Test> からの印刷』の節で説明しています。複数分野の File Manager の機能に関連する処理オプションについてのみ、この節で説明しています。

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