ユーザー定義メッセージの説明
何かしらのアプリケーションが SYSLOG にメッセージを書き込んだ後に、そのアプリケーションが異常終了した場合、Fault Analyzer は IDIHUSRM を調べて、発行されたメッセージの ID に関連するメッセージを見つけることができるかどうかを確認します。適合するものが検出された場合、Fault Analyzer は 分析レポートにメッセージの説明を組み込むことができます。
IDIHUSRM 内のメッセージ説明ヘッダー・レコードのフォーマットは以下のとおりです。図 1. Syntax それぞれの意味は以下のとおりです。
- message_identifier
- メッセージを識別するコード。このコードは、任意の数字と文字の組み合わせを使用できます。大文字小文字の区別はありません。例:
これらはすべて有効なメッセージ ID です。MYMESSAGE m103a dbg303
メッセージの説明を提供する目的で、Fault Analyzer は、すべてのメッセージの開始位置から最初のブランク文字 までの間のすべての文字を、検索するためのメッセージ ID を構成するものとして扱います。
メッセージが表示されるときに MVS™ がメッセージの開始位置に追加することがある正符号 (+) は、メッセージ ID の一部とは見なされません。これらが IDIHUSRM メンバーに組み込まれていると、無視されます。
:msg.は 1 桁目から開始する必要があることに注意してください。
ヘッダー・レコードに続くメッセージの行は、入力したとおりに直接転送されます。そのため、説明の先頭に空白を含めると、Fault Analyzer がメッセージを印刷するときに、先頭の空白が含まれます。
次の例では、2 つのメッセージが定義されています。
:msg.payrollmsg1
Processing of accumulated leave about to commence.
- If processing fails after this point,
check for negative accumulations.
:msg.payrollmsg2
Processing of accumulated leave completed.
LOOKUP コマンドを使用すると、ユーザー定義メッセージが「Messages」メイン・カテゴリーの サブカテゴリー名 (メッセージ ID の最初の 3 文字で構成される) の下に表示されます。