高速 Exclude オプション処理
IDIS サブシステムが始動され、PARM='FASTEXCLUDE' オプションが有効である場合 (このオプションがデフォルト)、IDICNFxx parmlib メンバーからのすべての Include オプションおよび Exclude オプションの指定は、IDIS サブシステム内にキャッシュされます。Fault Analyzer 呼び出し出口は入出力を必要とせずにこの情報を入手でき、それ以降、通常のオプション処理が実行されるメインライン IDIDA ロード・モジュールをアタッチする前に、障害をその後の処理から除外すべきかどうかを判別できます。
CICS® は例外ですが、高速 Exclude オプション処理には、IDIOPTS DDname を含んでいないジョブまたは開始済みタスクのみが適格です。CICS® が長期システムである場合、Fault Analyzer は定期的にオプション・データ・セットから Exclude/Include オプションの指定を読み取り、その後のアプリケーション異常終了発生時に CICS® 呼び出し出口によって使用できるように、それらの指定をキャッシュに入れます。
障害が高速で除外されると、IDI0034I のメッセージが発行されます。
高速 Exclude オプション処理のために除外された障害については、IDITRACE 情報は提供されません。
IDICNFxx parmlib メンバー内の Include または Exclude オプションを更新した場合は、それらのオプションが再び読み取られるように、IDIS サブシステムを一度停止してから再始動してください。
高速 Exclude オプション処理を無効にするには、IDIS サブシステム PARM='NOFASTEXCLUDE' オプションを指定します。