LISTHF 制御ステートメント
LISTHF (LIST ヒストリー・ファイル) 制御ステートメントは、リストする障害項目を選択するためのオプションの修飾子のセットを指定します。
「説明」
修飾子の基本的な比較機能により、障害項目 ABEND_DATE、USER_ID、ABEND_CODE、JOB_NAME、または CICS_TRANSACTION_ID (すべて ENV データ域のフィールド名) が LISTHF 制御ステートメントのリテラルより大きいか、小さいか、または等しいかが示されます。比較は、and または (& |) 演算子で結合できます。より複雑な比較を行う必要がある場合は、この単純構文機能の結果をユーザー出口に渡すことができます。
2 つの特殊なリテラル比較修飾子が認識されます。リテラルのアスタリスクは、次のように、ワイルドカード機能により比較部分を省略できます。
JOB_NAME = AB*
他の 1 つの特殊なリテラルは TODAY-days です。これは、今日の日付から days で指定した数の日数を引いた数に変換され、比較の前に 2001/02/23 形式のストリングに変換されます。必然的に、TODAY-days リテラルは、次のように、ABEND_DATE で使用される場合にのみ意味があります。
ABEND_DATE < TODAY-30
days に指定する値は、0 から 2147483647 までの範囲でなければなりません。
ABEND_CODE を比較するときのフォーマットは、ユーザー異常終了コードの場合は 4 桁の数で、システム異常終了の場合は S で始まる 3 桁の 16 進数です。例えば、システム 0C4 の場合は S0C4、ユーザー 4038 異常終了の場合は 4038 です。CICS® 異常終了コードは、ASRA などの 4 文字の英字です。
IDIUTIL ListHF ユーザー出口 (IDIUTIL ListHF ユーザー出口 を参照) は、LISTHF 制御ステートメントとともに使用して、リストするヒストリー・ファイル項目に追加の選択基準を適用できます。
LISTHF 制御ステートメントの使用法を示す例が、例 1. ヒストリー・ファイル項目のリストに記載されています。