EXPORT 制御ステートメント
EXPORT 制御ステートメントを使用して、障害項目のポータブル・コピーを作成できます。これには障害項目そのものと、関連するすべてのダンプ・データ・セットの両方が含まれます。
「説明」
EXPORT 制御ステートメントは、主として IDIROBOT exec および Fault Analyzer ISPF インターフェースの P 行コマンドによって生成されたジョブによって使用されることを意図しています。
ターゲットの障害項目は、hist_dsn および fault_id を使用して指定されます。障害項目のポータブル・コピーは、output_dd を使用して指定された DDname に書き込まれます。output_dd に割り振られたデータ・セットは、RECFM VB および LRECL 10000 が適用された Fault Analyzer PDS または PDSE 一時ヒストリー・ファイルになると想定されています。障害項目のポータブル・コピーはターゲット障害項目と同じ障害 ID で書き込まれ、同じ名前を持つメンバーの存在について事前に確認されることがないので、この一時ヒストリー・ファイルは空にしておくことを推奨します。
障害項目への READ アクセス権は、通常のデータ・セット・アクセスまたは Fault Analyzer XFACILIT アクセスにより提供されますが、関連する密結合ダンプ・データ・セットへの READ アクセスは、通常のデータ・セット・アクセスにより提供される必要があります。
エクスポートされた障害項目は、IMPORT 制御ステートメントを使用して、別のヒストリー・ファイルに再度インポートする必要があります。