用語集
この用語集は、本書で使用される用語および省略語を定義しています。探している用語が見つからない場合は、索引または「IBM® Dictionary of Computing」を参照してください。
A
- 分析 (analysis)
- 問題の体系的な調査のことで、問題を関連性のある小単位に分けて詳細に調査すること。
- 異常終了 (abend)
- タスクの異常終了。タスクの実行中にリカバリー機能により解決できないエラー条件が発生し、タスクが完了せずに終了すること。
- ADFz
- IBM® Application Delivery Foundation for z/OS® 製品ファミリー。
- ADFzCC
- IBM Application Delivery Foundation for z/OS Common ComponentsADFz 製品に共通機能を提供する 。
C
- キャッシュ (cache)
- 頻繁にアクセスされる命令やデータを含むバッファー・ストレージ。アクセス・タイムを短縮するために使用される。
- Compiler Listing
- プログラムのコンパイルまたはファイルの作成により出された印刷出力で、行ごとのソース・リスト、相互参照リスト、診断情報、および (プログラムの場合) 外部記述ファイルの説明などをオプションとして含む。
D
- ダンプ (dump)
- エラー情報を収集するために、仮想ストレージの内容の全部または一部をコピーすること。
E
- エキスパート・システム (expert system)
- 専門家が取得した知識ベースから推論を行い、特定のアプリケーション・エリアにおける問題解決法を提供するシステム。
F
- 障害項目 (fault entry)
- リアルタイム分析の終了時にメンバーとしてヒストリー・ファイルに保管された、障害に関する情報。障害項目には、ミニダンプも含まれる場合がある。
H
- ヒストリー・ファイル
- 個別のメンバーとして障害項目を含む、PDSE データ・セット。
L
- LANGX サイド・ファイル (LANGX side file)
- ADFz Common Components の IPVLANGX ユーティリティー、またはその別名の CAZLANGX、EQALANGX、または IDILANGXの 1 つを使用して 2 進形式に変換される、コンパイラー・リストまたは SYSADATA ファイル。
- リスト
- コンパイラー・リスト (compiler listing) を参照。
- 論理ヒストリー・ファイル・サイズ
- AUTO 管理になる時点で PDSE ヒストリー・ファイルに割り振られるか、または障害ヒストリー・ファイル設定に明示的に指定される、4K ページの数。
- 疎結合ダンプ・データ・セット
- 特定の障害項目と一意にリンクされていないダンプ・データ・セットです。障害項目は既存のダンプ・データ・セットの分析の結果として作成されました。
月
- ミニダンプ
- Fault Analyzer によりリアルタイム分析時に参照され、障害用のヒストリー・ファイル項目に保管された、ストレージ・ページ。割り振られた MVS ダンプ・データ・セットが書き込まれていない場合であっても、ミニダンプを使用して、障害を後で再分析できる。
O
- オプション
- Fault Analyzer のオペレーションを制御するパラメーター。
P
- 区分データ・セット (PDS) (partitioned data set (PDS))
- 区分に分割された直接アクセス・ストレージ上のデータ・セット。これはメンバーと呼ばれる。それぞれのデータ・セットに、プログラム、プログラムの一部、またはデータを入れることができる。
- 拡張区分データ・セット (PDSE) (partitioned data set extended (PDSE))
- 区分データ・セットのディレクトリーおよびメンバーに類似した索引付きディレクトリーおよびメンバーを含むシステム管理データ・セット。区分データ・セットの代わりに PDSE を使用できる。
- PDS または PDSE
- 区分データ・セット (PDS) または拡張区分データ・セット (PDSE) のいずれかのデータ・セット。
R
- リアルタイム分析
- プログラムの異常終了直後に Fault Analyzer により行われる分析のこと。
- 再分析
- 2 番目またはそれ以降の分析のこと。
- リカバリー障害記録 (RFR)
- Fault Analyzer リアルタイム分析の異常終了が発生しても、元のアプリケーション異常終了の障害項目の作成を可能にする Fault Analyzer の機能。
- RFR ダンプ (RFR dump)
- リカバリー障害記録処理中に書き込まれ、RFR 障害項目に関連付けられる SDUMP データ・セットまたは IEATDUMP データ・セット。
- RFR 障害項目 (RFR fault entry)
- リカバリー障害記録処理中に書き込まれ、RFR ダンプ・データ・セットに関連付けられるヒストリー・ファイル障害項目。
日
- 保管レポート
- 障害項目内に含まれ、再分析を実行する必要なしに、ISPF インターフェースから表示できるレポート。
- サイド・ファイル (side file)
- コンピューター可読フォーマットのリストの圧縮バージョン (人間には読み取れない)。
- システム・ダンプ (system dump)
- ダンプ (dump) を参照。
T
- TDUMP
- IEATDUMP と同義。Fault Analyzer リカバリー障害記録処理で使用されるダンプ・データ・セット・タイプ。
- 密結合ダンプ・データ・セット
- 特定の障害項目と一意にリンクされているダンプ・データ・セットです。これは Fault Analyzer によってリアルタイム処理中に作成されました。
V
- 表示 (view)
- Fault Analyzer ISPF インターフェースを使用して同時に表示される、一連の障害ヒストリー・ファイルのデータ・セット名を含む PDS または PDSE のメンバー。
X
- XDUMP
- 拡張ミニダンプ・データ・セット。