エクスポートの使用法に関する注
エクスポート・ユーティリティー機能には、Db2® データを別の Db2® サブシステム間で移動する (つまり、一方の Db2® サブシステムからデータをエクスポートして、もう一方の Db2® サブシステムにインポートする) 方法があります。同一 Db2® サブシステムの表間でデータを移動する場合には、「Copy (コピー)」(3.3) を使用するか、直接 SQL ステートメントを実行してデータを移動する方が便利であることがわかります。
通常、エクスポート・ユーティリティー機能はボリュームが中程度以下のデータを Db2® 表から抜き出すのに適しています。大容量のデータをアンロードしたり移行するときに、Db2® ユーティリティーの代わりとして使用するようにはなっていません。このような状況で Db2® ユーティリティーは優れたパフォーマンスを提供します。
エクスポート・ユーティリティーは、可能な限りバッチで実行することをお勧めします。
エクスポート・ユーティリティーでは、Db2® ヌル標識の自動マッピングが提供されます。ただし、「Export Option (エクスポート・オプション)」で「Data format (データ形式)」に 4.「User defined (ユーザー定義)」が、「Null Indicators (ヌル標識)」の「Placement (配置)」に 3.「User defined (ユーザー定義)」が選択された場合は、テンプレート・エディターは、「Field Mapping (フィールドのマッピング)」パネルの「元」テンプレートに別個の項目としてヌル標識を表示します。そのため、ヌル可能列に関連付けられているヌル標識をエクスポート・データ・セットのフィールドに再マップすることができます。エクスポート・データ・セットのデータ・フィールドを並べ替える場合には、最初にデフォルトのマッピングを使用してデータをエクスポートしてから、File Manager Base を使用してそのデータを必要な形式にマップすることをお勧めします。
SFMNSAM1 によって生成された FM/Db2テンプレートを COBOL または PL/I コピーブックに変換する、サンプルの REXX exec が FM/Db2 に用意されています。
FMN2CPYB input output language
各部の意味は以下のとおりです。- input
- File Manager Db2® テンプレートが入った、順次ファイルまたは区分データ・セットとメンバーの名前。
- output
- コピーブックが入った、順次ファイルまたは区分データ・セットとメンバーの名前。
- language
- 生成されるコピーブックのタイプを決定する、任意指定のキーワード。有効な値は、以下のとおりです。
- COBOL
- PL/I
サンプルの REXX は、SYSPROC または SYSEXEC 連結内のライブラリーにコピーする必要があります。または、サンプルの exec が入ったライブラリー名をコマンドで指定することもできます。
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