VSAM または QSAM ファイルからのデータのコピー
データを QSAM または VSAM データ・セットから Db2® 表またはビューへコピーするには、インポート・ユーティリティー機能 (3.6) を使用します。
注:
- Db2® 表相互間でデータをコピーするには、コピー・ユーティリティー機能 (3.3) を使用します。
- データを Db2® 表またはビューから QSAM または VSAM データ・セットにコピーするには、エクスポート・ユーティリティー機能 (3.7) を使用します。
「インポート」ユーティリティー機能の入力は、以下のものによって作成された QSAM または VSAM データ・セットです。
- 「FM/Db2 エクスポート」ユーティリティー
- 任意の外部ソース
入力 QSAM または VSAM データ・セット内のデータのレコード・フォーマットを記述するコピーブックまたはテンプレートを指定する必要があります。コピーブックを指定した場合には、FM/Db2 がそれをコンパイルしてテンプレートを作成します。
データを QSAM または VSAM データ・セットから Db2® 表またはビューへコピーするときは、以下のことができます。
- インポート中に、Db2® 表の列を入力 QSAM または VSAM データ・セットのフィールドに (コピーブックまたはテンプレートで定義されたとおりに) マップすることによって、データを再形式設定する。
- REXX プロシージャーを使用して、データの選択およびインポートの方法を拡張する。
- インポートする行数、およびインポート・ファイル内の開始レコードを指定する。
- インポートをフォアグラウンドで実行するか、またはバッチで実行するかを指定する。
- すべての重複行をインポートされた行の値で更新することを指定する。
- FM/Db2 がインポート・プロセス時に Db2® の変更をコミットする頻度を指定する。
インポート・ユーティリティーのメインパネルは、「Import Utility (インポート・ユーティリティー)」パネルの「元」のパネルです。
「Copy Utility "From" (コピー・ユーティリティーの「元」)」パネルを表示するには、以下のようにします。
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルから、
3
(「Utilities (ユーティリティー)」) を入力して「Utility Functions (ユーティリティー機能)」パネルを表示します。 - 「Utility Functions (ユーティリティー機能)」パネルから、
6
(「Import (インポート)」) を入力します。
これで、以下についての詳細を指定できます。
- ソース QSAM または VSAM データ・セット (データのコピー元)。このステップの間にソース・テンプレートを編集して、コピーするデータを制限する こともできます (適用できる場合)。
- ターゲット表 (データのコピー先)。このステップの間に、以下のことを行うこともできます。
- ターゲット表のテンプレート・マッピングを編集する
- コピーをバッチ・ジョブで実行するかどうかを指定する
- オプションで、REXX プロシージャーの名前を指定して、データの選択方法をさらに拡張する