VSAM または QSAM ファイルへのデータのコピー

Db2® 表またはビューから、区分データ・セット、順次データ・セット、または VSAM データ・セットにデータをコピーするには、「Export (エクスポート)」ユーティリティー機能 (3.7) を使用します。

注:

Db2® 表相互間でデータをコピーするには、コピー・ユーティリティー機能 (3.3) を使用します。
データを QSAM または VSAM データ・セットから Db2® 表またはビューへコピーするには、インポート・ユーティリティー機能 (3.6) を使用します。
Db2® UNLOAD ユーティリティーを使用して順次ファイルにデータをコピーするには、「Db2® Utilities (ユーティリティー)」オプション (3.9) を使用します。大きい表をコピーする場合は、Db2® UNLOAD ユーティリティーを使用することをお勧めします (パフォーマンスと効率の理由から)。

エクスポート・ユーティリティーでは、Db2® SQL を使用してエクスポート・データを生成します。データは、以下のどの形式でもエクスポートすることができます。

Db2® (File Manager 内部) 形式。この形式は、DSNTIAUL サンプル・ジョブおよび Db2® ユーティリティーにより使用されるデータ形式と同じではありません。これは、エクスポートしたデータを Db2® のインポート・ユーティリティーを使用して別の FM/Db2 表にインポートする場合にお勧めするオプションです。
Db2® 外部 (またはアンロード) 形式。これは、Db2® UNLOAD ユーティリティーで使用されるものと同じ形式です。
Db2® DSNTIAUL アンロード形式。これは、Db2® DSNTIAUL サンプル・プログラムで使用される形式です。
ユーザー定義形式。ユーザー定義の「Placement (配置)」(3.User defined (ユーザー定義)) は、インポート・ユーティリティーではサポートされていません。
区切り文字で区切られている (CSV) 形式。これでエクスポートしたデータ形式ではインポート・ユーティリティーを使用できません。
コピーブック・レイアウト形式。

エクスポート・ユーティリティーによって生成された出力データ・セットは、以下の入力データとして使用できます。

データをエクスポートする際には、以下のことを行うことができます。

エクスポートする際のデータの形式を選択する。
「元」テンプレートの必要な列を選択することによって、エクスポートすべき列を選択する。
エクスポート中に、表の列を出力区分データ・セット、順次データ・セット、または VSAM データ・セットのフィールドに (テンプレートで定義されたとおりに) マップすることによって、データを再形式設定する。
エクスポートされるデータを記述するテンプレートを作成して保管する。
エクスポートする行を選択する。
エクスポートする行数を指定する。
エクスポートをフォアグラウンドで実行するか、またはバッチで実行するかを指定する。

「Export Utility (エクスポート・ユーティリティー)」パネルを表示するには、以下のようにします。

「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルから、3 (「Utilities (ユーティリティー)」) を入力して「Utility Functions (ユーティリティー機能)」パネルを表示します。
「Utility Functions (ユーティリティー機能)」パネルから、7 (「Export (エクスポート)」) を入力します。