/BATCH モードで REXX プロシージャーまたは CLIST から File Manager 機能を起動する

ユーザー対話 (DSC、DSP、DVT、FCH、SCS など) を必要とせず、別の方法で JCL バッチ処理に使用できる一部の機能は、REXX プログラムから 疑似バッチ モードの TSO/ISPF で呼び出すこともできます。

このモードは、File Manager 起動時に /BATCH パラメーターを指定することで実行できます。指定されると、TSO/ISPF での実行中にバッチ・タイプ処理を強制します。

プログラム起動の前に、SYSIN および SYSPRINT を含むすべての必要なデータ・セットを割り振る必要があります。 デフォルトでは、レポート出力はSYSPRINTに書き込まれます。出力の一部は、以下のddnamesに代わりに指示することができます。

FMNROPT
File Manager アクティブなオプション
FMNRPRM
$$FILEM コマンド・パラメーターおよび戻りコード
FMNRPRC
SYSIN から読み取られた REXX プロシージャー・ステートメント
FMNREPT
コマンド・レポートおよび戻りコード
FMNRSUM
TALLY サマリーレポート

JCL に FMNPRINT が存在する場合には、SYSPRINT の代わりに使用されます。JCL に FMNIN が存在する場合には、SYSIN の代わりに使用されます。

以下に、REXX プログラムから /BATCH パラメーターを使用したサンプル・プログラムの呼び出しを示します。
/* rexx */
"ALLOC DD(SYSPRINT) NEW LRECL(132) RECFM(F B) DSORG(PS) REUSE SPACE(1 1) CYL"
"ALLOC DD(DDIN) DA('TEST.PDS') SHR REU"
"ALLOC DD(SYSIN) NEW LRECL(80) RECFM(F B) DSORG(PS) REUSE SPACE(1) TRA"
PARM.0 = 3;
PARM.1 = "$$FILEM SET HEADERPG=NO"
PARM.2 = "$$FILEM FCH MEMBER=* INPUT=DDIN "
PARM.3 = "C '12AFSDF' '2ASDFSD'"
"EXECIO * DISKW SYSIN (STEM PARM. FINIS"
"CALL *(FMNMAIN) '/BATCH'"
/* or "FILEMGR '/BATCH'" */
SAY RC
"EXECIO * DISKR SYSPRINT (STEM SP. FINIS"
DO I = 1 TO SP.0
SAY SP.I
END
"FREE DD(DDIN SYSIN SYSPRINT)"