エラーの処理

File Manager は、次の戻りコードを設定します。

0
すべての File Manager 機能が正常に処理されました。
16
File Manager は、エラーのため終了しました。File Manager またはシステム・メッセージにこのエラーが示されます。File Manager メッセージの詳細については、メッセージを参照してください。
>100
File Manager をロードするには、ストレージが不足です。

エラーが検出された場合は、File Manager はエラー・メッセージを出してその関数を終了させます。エラーによってシステムが File Manager 機能を取り消した場合 (例えば、ファイル・オープン・エラーの場合) には、File Manager は取り消し状態からのリカバリーを試みて、オープンされたままになっているファイルをクローズしてから終了します。

一部の File Manager 機能には、独自の戻りコードがあります。上に示したもの以外の戻りコードを受け取った場合には、関数にある関数の説明を参照してください。

注釈:
  1. File Manager から提供される戻りコードのほかに、製品のインストール時およびカスタマイズ時に、独自の戻りコードを作成することもできます。カスタマイズしたコードは、デフォルトの File Manager 戻りコードより優先されます。戻りコードをカスタマイズできる関数は次の通りです。
    • CLM (ロード・モジュールの比較)
    • DSC (データ・セット・コピー)
    • DSEB (データ・セット編集バッチ)
    • DSG (データ・セット生成)
    • DSM (データ・セット比較)
    • DSP (データ・セット印刷)
    • DSU (データ・セットの更新)
    • DVT (VTOC の表示)
    • FCH (検索/変更)

    ここで説明した戻りコード、または『機能の解説』の章で説明している戻りコードに一致しない戻りコードを受け取った場合は、ご使用のサイト用にカスタマイズされたものである可能性があります。詳しくは、File Manager システム管理者にお問い合わせください。

  2. バッチでは、オリジナルまたはカスタマイズされたゼロ以外の戻りコードを異常終了 (異常終了 999、理由コード = 888 (16 進: 378)) に変換されることになります。この変換は、ご使用のサイトのインストール時に行うこともできます。File Manager ステップの異常終了によって、以降のステップまたはジョブの実行が阻止されます。SET コマンドの ABENDCC オプションを確認するか、または File Manager システム管理者に詳細をお問い合わせください。