リバース・エンジニアリング

リバース・エンジニアリングによって、データベース・カタログで Db2® オブジェクトをリバース・エンジニアリングできます。

リバース・エンジニアリングでは、Db2® オブジェクトを再作成するために必要な SQL ステートメントが生成されます。

対応するオブジェクト・リスト・パネルで GEN 行コマンドを使用します。これにより、上記のオブジェクトをリバース・エンジニアリングすることができます。
  • Database (データベース)
  • Table space (表スペース)
  • Table or View (表またはビュー)
  • Index (索引)
  • スキーマ
  • Distinct type (特殊タイプ)
  • 機能
  • Stored procedure (ストアード・プロシージャー)
注: GEN 行コマンドは、現行サーバーのオブジェクトにのみ適用されます。リモート位置にあるオブジェクトに 対して GEN 行コマンドを入力すると、「Generate SQL From Db2® Catalog (カタログからの SQL の生成)」パネルが表示されるときに、そのロケーション情報が廃棄されます。

リモート位置にあるオブジェクトの DDL を生成するには、最初にそのロケーション に接続してから、GEN 行コマンドを使用します。

データベース・オブジェクト・リスト・パネルに入力された GEN 行コマンド に、データベース・オブジェクト・リスト・パネルに入力された GEN 行コマンドを示します。
1. データベース・オブジェクト・リスト・パネルに入力された GEN 行コマンド
  Process   Options   Utilities   Help
 ______________________________________________________________________________
 FM/Db2 (DFG2)                     Databases                 Row 51 to 54 of 54

 Location:

                                                               Index
                         Storage  Buffer          Created      Buffer
 Cmd   Name     Owner    Group    Pool       DBID By     + T E Pool
       *_______ *______+ *_______ *_______ _____* *_______ * * *_______
 _____ CONVDB4  OSPEED   SYSDEFLT BP0         302 OSPEED     E BP0
 GEN__ JOHNLEDP SIROED   JOHNLEG0 BP0         304 SIROED     E BP0
 _____ GPCOPYL  GRAHAMP  GRAHAMP0 BP0         276 GRAHAMP    E BP0
 _____ UTILBIG1 OSPEED   DB2BIG   BP0         306 OSPEED     E BP0
 ******************************* END OF Db2 DATA *******************************






 Command ===> _____________________________________________________ Scroll PAGE
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel
リバース・エンジニアリングの通常の使用には、以下が含まれます。
  • 現在の定義に変更を適用してフォールバック目的に使用できるように、変更を行う前にオブジェクトの DDL を抽出する。
  • Db2® オブジェクトを別の Db2® サブシステムに移動する。リバース・エンジニアリングを (Db2® 表のアンロードおよびロード機能と一緒に) 使用して、生成された SQL およびバッチ・ジョブに手作業でいくつかの変更を行った後で、オブジェクトを移動することができます。

データベース、表スペース、および表オブジェクトの抽出時には、すべての従属オブジェクトも生成できます。これには、表スペース、表、索引、ビュー、同義語、別名、参照制約、表検査、および表トリガーが含まれます。スキーマでのオブジェクトの抽出時には、リバース・エンジニアリングによって従属特殊タイプ、関数、およびストアード・プロシージャーを抽出することができます。これらのオブジェクトに対する許可もすべて生成できます。

バッチ・ジョブまたはオンライン・ジョブを使用して SQL ステートメントを生成することができます。FM/Db2 を使用して大きいカタログから複数のオブジェクトを抽出する場合は、バッチ・ジョブをお勧めします。

GEN 行コマンドを使用すると、FM/Db2 は「Generate SQL From Db2® Catalog (カタログからの SQL の生成)」パネルを表示します。

「Generate SQL From Db2® Catalog (Db2 カタログからの SQL の生成)」パネルでは、以下を行うことができます。
  • オプションとして、以下の新規値を指定する。
    • ストレージ・グループ (表スペースおよび索引スペースに対して別のストレージ・グループを使用できます)。
    • データベース。
    • 新規オブジェクト所有者の指定。指定すると、オブジェクトの作成時に新規所有者が使用されます。
    • 新規スキーマ名 (該当する場合) の指定。指定すると、オブジェクトの作成時に新規スキーマが使用されます。
    • FM/Db2 が、生成された SQL を入れるデータ・セットの指定。
    • SQL の生成をバッチ・ジョブまたはオンライン・ジョブとして実行するかどうかの指定。
    • 生成された SQL にリバース・エンジニアリングで SQL COMMIT ステートメントが追加される回数の指定。
    • Db2® のデフォルトのパラメーターを除去するか、それとも生成された SQL に保持するかの指定。

BATCH 実行モードを指定した場合、FM/Db2 は、バッチ・ジョブを生成し、ISPF 編集セッションでジョブを表示して、ジョブの実行依頼を出す前に必要な変更ができるようにします。TSO を指定すると、FM/Db2 は SQL ステートメントをオンラインで生成して、その結果を表示します。

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