WebSphere® MQ サポートを使用可能にする

WebSphere® が実行されているローカル z/OS® システム上の File Manager MQ キュー・マネージャーおよびキュー・コンテンツにアクセスするには、WebSphere® MQ ライブラリーを File Manager で使用できるようにする必要があり、またユーザーに読み取りおよび更新アクセス権を付与する必要があります。

File Manager Base functionの場合は、LINKLIST 内で、または TSO プロシージャー (またはバッチ JCL) の STEPLIB の一部として、WebSphere® MQ ロード・ライブラリー SCSQANLE、SCSQAUTH、および SCSQLOAD を TSO ユーザーまたはバッチ・ジョブ・ユーザーが使用できるようにする必要があります。File Manager MQ 機能は、SYSTEM.COMMAND.QUEUE へのメッセージの送信と、SYSTEM.COMMAND.REPLY.MODEL キューを使用して応答を取り出す動的キューの作成を利用します。この応答キューの高位修飾子は、FMN0POPT テーブルで、キーワード MQREPHLQ としてカスタマイズ可能です。サンプル・オプション・モジュールには、高位修飾子として値 FMNTMQL. が含まれています。動的キュー名が構築用に MQ API に渡されると、オプション・モジュールの指定に従って HLQ が使用され、現行のユーザー ID と「.*」ストリングが追加されます。次に、使用している MQ マネージャーが、使用する完全動的名を返します。この高位修飾子は、ご使用のシステムの MQ セキュリティー規則に合うように変更できます。

注: FMNELIBDFile Manager 呼び出しでは、WebSphere® exec のカスタマイズ時に FMNELIBD MQ ロード・ライブラリーを指定できます。詳しくは、LIBDEF を使用して実行するための File Manager の準備 を参照してください。
File Manager MQ リソースにアクセスする必要がある IBM® ユーザーには、以下のアクセス権が必要です。
  • 動的キュー MQREPHLQ.userid.* への更新アクセス
  • SYSTEM.COMMAND.INPUT キューへの更新アクセス
  • SYSTEM.COMMAND.REPLY.MODEL キューへの読み取りアクセス
要求側のユーザーには、特定の IBM® MQ リソースにアクセスするための適切な権限も必要です。これらのリソースには、以下の許可が含まれる場合があります。
  • キュー・マネージャーへの接続
  • キュー・マネージャーまたはキュー属性の読み取りまたは変更
  • リソースの作成および削除
  • キュー・メッセージのブラウズまたは破壊的な取得
必要な許可を判別するには、IBM Knowledge Center の IBM® MQ セキュリティー資料の z/OS でのセキュリティーのセットアップ を参照してください 。

FM/CICSを使用する ADFzCC server の場合は、これらのライブラリーを FMN CONFIG DD 連結内の ADFz Common ComponentsLIB 連結の構成データに追加する必要があります。ADFzCC server および構成データについて詳しくは、ADFzCC server のカスタマイズを参照してください。