NOTE コマンド
NOTE コマンドは、フォーマット・ユーザー出口で、1 行のテキストを印刷するために使用できます。
パラメーター
- 'テキスト'
- 印刷するテキストをアポストロフィで囲んで指定します。ストリングを囲むには、単一引用符 (') または二重引用符 (") のいずれかを使用できます。このとき最初の引用符と最後の引用符には、同じ文字を使用してください。テキスト中の引用符がストリングを囲むために使用された引用符と同じ場合、いずれの引用符も 2 回指定する必要があります。例えば、次のテキストを印刷する場合
テキストを次のいずれかのように指定します。It isn't there
または"It isn't there"
'It isn''t there'
テキストを指定しない場合、データは印刷されません。ただし、SPACE パラメーターを使用してブランク行を指定した場合は、常に書き込まれます。
- SPACE SPACE(カウント)
- 次のテキスト行までに書き込まれるブランク行の行数を指定します。
SPACE パラメーターを count なしで指定した場合、デフォルトの 1 に指定されます。
- CAPS
- テキストがすべて大文字で書き込まれるように指定します。
- ASIS
- テキストを大文字にせず記述どおりに「そのまま」書き込むように指定します。
- NOSPACE
- 次のテキスト行までにブランク行が書き込まれないように指定します。この値はデフォルトです。
あるパラメーターが複数回指定された場合、最後に指定されたパラメーターのみが有効になります。
戻りコード
NOTE コマンドでは、以下の戻りコードが使用されます。
- 0
- コマンドは正常に終了しました。
- 12
- コマンド構文エラーです。エラーの説明が IDITRACE DDname に書き込まれます。
例
/* REXX */
"NOTE 'This is a simple note.'"
"NOTE 'This note follows the previous without any blank lines inserted.'"
"NOTE 'This note has 2 blank lines ahead of it.' SPACE(2)"
上記の例により、以下出力されます。
This is a simple note.
This note follows the previous without any blank lines inserted.
This note has 2 blank lines ahead of it.