IDIDSECTdsn コマンド

IDIDSECTdsn コマンドを使用すると、IDIDSECTデータ・セット連結 (この DDname の詳細については、DataSetsを参照) に対する照会または変更を行い、製品 (CICS® など) の所定のバージョンに正しい DSECT マッピングを確実に使用することができます。

1. Syntax

1  IDIDSECTDSN
2.1  GET ( var_name )
2.1  SET ( var_name )
各コマンドの説明。
GET(var_name)
現行の IDIDSECT データ・セット連結を REXX 変数 var_name に戻すように指定します。戻されたリスト内のデータ・セット名は、ブランクで区切られます。
SET(var_name)
現行 IDIDSECT 連結を置き換えるデータ・セット名リストを含む REXX 変数の名前を指定します。複数のデータ・セット名は、1 つ以上のブランクによって区切られている必要があります。

戻りコード

IDIDSECTdsn コマンドでは、以下の戻りコードが使用されます。
0
正常終了。
4
コマンド構文エラーです。エラーの説明が IDITRACE DDname に書き込まれます。

2. IDIDSECTdsn コマンド例
/* REXX */

/* Place MY.DSECTS data set first in the IDIDSECT concatenation */
"IDIDSECTdsn GET(dsnlist)"
if RC = 0 then say 'Current IDIDSECT concatenation:' dsnlist
else exit 4
dsnlist = 'MY.DSECTS' dsnlist
"IDIDSECTdsn SET(dsnlist)"
if RC = 0 then say 'IDIDSECT concatenation changed to:' dsnlist