リカバリー障害記録セットアップの検証

リカバリー障害記録のセットアップを検証するには、以下のような JCL ステートメントを他の IVP ジョブ (例: IDIVPCOB IVP ジョブ) の異常終了ステップに挿入します (COBOL による Fault Analyzer の使用の検証を参照してください)。

//GO.IDIRFRON DD DUMMY

Fault Analyzer によって分析される異常終了ステップに IDIRFRON DDname が割り振られている場合は、故意の異常終了 U0777 が発行されます。この異常終了は、に記載されているセットアップに応じてリカバリー障害記録 TDUMP または SDUMP を書き込むため、またリカバリー障害記録障害項目を書き込むために、リカバリー障害記録機能を活動化します。

ジョブを実行依頼する前に、IDIS サブシステムが始動していることを確認してください。

以下のようなメッセージが表示されるはずです。

+IDI0001I Fault Analyzer V14R1M9 (PH15623  2019/11/22) invoked by IDIXCEE using SYS1.PARMLIB.F1.USER(IDICNF00)
+IDI0157I Fault Analyzer about to deliberately abend U0777 and take RFR dump due to IDIRFRON DDname
+IDI0047S IBM Fault Analyzer internal abend. U0777
+IDI0126I Recovery fault recording fault ID BAT15874 assigned in history file DA.DCAT
IGD101I SMS ALLOCATED TO DDNAME (SYS00038)  524
        DSN (IDIRFRHQ.TDUMP.F1.D181215.T013821.S00072)
        STORCLAS (SCIDIRFR) MGMTCLAS (PRIMARY) DATACLAS (DEFAULT)
        VOL SER NOS= E$RF01
IGD104I IDIRFRHQ.TDUMP.F1.D181215.T013821.S00072 RETAINED,  DDNAME=SYS00038
IEA822I COMPLETE TRANSACTION DUMP WRITTEN TO IDIRFRHQ.TDUMP.F1.D181215.T013821.S00072

メッセージ IDI0126I に示されたリカバリー障害記録障害項目の再分析の結果としてレポートが出力されるはずです。このレポートは、IDIRFRON DD ステートメントなしで実行された同じ IVP のレポートと同一のものです。