共通 Java ビルド・ツールを使用したデバッグ情報の生成

大規模な Java™ アプリケーションの構築には多くのアプローチがあります。Apache Ant、Maven および Gradle などの一般的なビルド・ツールでは、それぞれ異なる方法で、含めるデバッグ情報に対するデバッグ・フラグを指定する必要があります。

Apache Ant javac タスク

build.xml ファイルで、次の例のように、javac タスクのインスタンスがデバッグ・オプションを指定するようにします。

<javac debug="true" debuglevel="source,lines,vars" <other attributes> >
<javac/>

<other attributes> はその他のサイト固有またはプロジェクト固有の javac タスクのコンパイル属性を参照します。javac Ant タスクについての詳細は、Ant のドキュメントを参照してください。

Maven maven-compiler-plugin

Maven は詳細な指示なしで、Java™ クラス・ファイルをコンパイルできます。しかし、このデバッグ情報を含むようにするには、maven-compiler-plugin 用の特定のエントリーを追加します。デバッグ・オプションがプラグインの設定セクションに表示されることを確認します。

<build>
<plugins>
  <plugin>
    <groupId>org.apache.maven.plugins<groupId/>
    <artifactId>maven-compiler-plugin<artifactId/>
    <version>${maven.compiler.version}<version/>
    <configuration>
      <compilerargs>
        <arg>-g:source,lines,vars<arg/>
      <compilerargs/>
    <configuration/>
  <plugin/>
<plugins/>
<build/>

maven-compiler-plugin の使用方法の詳細は、Maven のドキュメントを参照してください。

Gradle

Gradle ビルド・ファイルで、次のプロパティーが指定されていることを確認します。

compileJava.options.debugOptions.debugLevel = "source,lines,vars"
compileTestJava.options.debugOptions.debugLevel = "source,lines,vars"