障害ヒストリー・ファイルの選択
Fault Analyzer によってリアルタイムで障害を分析する場合は、分析の詳細を記録できるヒストリー・ファイルが使用可能でなければなりません。
ヒストリー・ファイルの名前を Fault Analyzer に指定するには、複数の方法があります。以下に、これらの方法をオーバーライド優先度の低い順に (リスト内の各項目が、以前の項目をすべてオーバーライドする) リストします。
- 製品のデフォルト名 IDI.HIST。
- parmlib 構成メンバー IDICNF00 で指定された DataSets オプションの IDIHIST サブオプション。この情報には、論理 parmlib 連結、または IDIOPTLM 構成オプション・モジュールの IDICNF 設定で提供されるインストール済み環境全体の代替 parmlib データ・セット名のいずれかが含まれています。詳しくは、IDIOPTLM 構成オプション・モジュールを使用した Fault Analyzer のカスタマイズを参照してください。
- IDICNFUM ユーザー・オプション・モジュールにより識別される構成メンバーで指定された DataSets オプションの IDIHIST サブオプション。 注: ユーザー・オプション・モジュールが使用される場合、このモジュールは、デフォルトの IDICNF00 parmlib 構成メンバーを置き換えます。したがって、ユーザー・オプション・モジュールが指定する構成メンバーに、DataSets オプションの IDIHIST サブオプションが含まれていなかった場合でも、デフォルトの IDICNF00 parmlib 構成メンバーにおける IDIHIST の指定は認識されません。
- 異常終了ジョブ・ステップの IDIOPTS DDname により提供される DataSets オプションの IDIHIST サブオプション。
- 異常終了ジョブ・ステップ内で明示的にコード化された IDIHIST DD ステートメント。
- 分析制御または終了処理ユーザー出口によって ENV データ域の IDIHIST フィールドに提供されるデータ・セット名。