障害ヒストリー・ファイルの選択

Fault Analyzer によってリアルタイムで障害を分析する場合は、分析の詳細を記録できるヒストリー・ファイルが使用可能でなければなりません。

ヒストリー・ファイルの名前を Fault Analyzer に指定するには、複数の方法があります。以下に、これらの方法をオーバーライド優先度の低い順に (リスト内の各項目が、以前の項目をすべてオーバーライドする) リストします。

  1. 製品のデフォルト名 IDI.HIST
  2. parmlib 構成メンバー IDICNF00 で指定された DataSets オプションの IDIHIST サブオプション。この情報には、論理 parmlib 連結、または IDIOPTLM 構成オプション・モジュールの IDICNF 設定で提供されるインストール済み環境全体の代替 parmlib データ・セット名のいずれかが含まれています。詳しくは、IDIOPTLM 構成オプション・モジュールを使用した Fault Analyzer のカスタマイズを参照してください。
  3. IDICNFUM ユーザー・オプション・モジュールにより識別される構成メンバーで指定された DataSets オプションの IDIHIST サブオプション。
    注: ユーザー・オプション・モジュールが使用される場合、このモジュールは、デフォルトの IDICNF00 parmlib 構成メンバーを置き換えます。したがって、ユーザー・オプション・モジュールが指定する構成メンバーに、DataSets オプションの IDIHIST サブオプションが含まれていなかった場合でも、デフォルトの IDICNF00 parmlib 構成メンバーにおける IDIHIST の指定は認識されません。
  4. 異常終了ジョブ・ステップの IDIOPTS DDname により提供される DataSets オプションの IDIHIST サブオプション。
  5. 異常終了ジョブ・ステップ内で明示的にコード化された IDIHIST DD ステートメント。
  6. 分析制御または終了処理ユーザー出口によって ENV データ域の IDIHIST フィールドに提供されるデータ・セット名。