JCL DD ステートメントによるリストのポインティング

Fault Analyzer をバッチまたはリアルタイムで実行する場合には、DD ステートメントは必要ありません。ただし、z/OS® 2.2 より前の z/OS® のバージョンについては、IDITABD USERMOD が適用されていない限り、MVS IEAVTABX オプション変更/ダンプ抑止出口 IDIXDCAP の使用時に、SYSMDUMP、SYSUDUMP、SYSABEND のいずれかの DD ステートメントが、リアルタイムでの通常 MVS ダンプ処理に必要です (この USERMOD の効果について詳しくは、ダンプ DD ステートメント (++IDITABD) の使用の省略を参照してください)。

必要に応じて、以下の DD ステートメントを JCL に指定できます。これらのステートメントを指定しないと、以下のデータ・セットの識別に、PARMLIB 構成メンバー IDICNF00IDIOPTS ユーザー・オプション・ファイル、または分析制御ユーザー出口の中の定義が使用されます。
IDILC
C コンパイラー・リストを含む PDS または PDSE データ・セット
IDILCOB
COBOL コンパイラー・リスト (OS/VS COBOL 以外) を含む PDS または PDSE データ・セット
IDILCOBO
OS/VS COBOL コンパイラー・リストを含む PDS または PDSE データ・セット
IDISYSDB
COBOL または Enterprise PL/I SYSDEBUG か、あるいは XL C/C++ MDBG サイド・ファイルを含む PDS または PDSE データ・セット。
IDILPLI
PL/I コンパイラー・リスト (Enterprise PL/I 以外) を含む PDS または PDSE データ・セット
IDILPLIE
Enterprise PL/I コンパイラー・リストを含む PDS または PDSE データ・セット
IDIADATA
アセンブラー・コンパイルの SYSADATA を含む PDS または PDSE データ・セット
IDILANGX
すべての言語の LANGX サイド・ファイルを含む PDS または PDSE データ・セット

上記の DD ステートメントでメンバー名を指定しないでください。これらのファイルの使用に関する詳細は、コンパイラー・リストまたは Fault Analyzer サイド・ファイルの提供を参照してください。